議決権
議決権とは、株主が株主総会で重要事項を決定する権利で、会社法で定められた基本的な株主権利です。
企業の経営方針や取締役選任、合併など、会社の方向性を左右する事項に関与できます。
議決権は発行済み株式の保有比率に応じて影響力が決まり、機関投資家や大株主は、議決権行使により企業戦略へ強い影響を与えます。
ただし、一部の株式には議決権が付かない場合があり、また基準日に株式名簿に記載されていない株主は議決権を行使できません。
議決権の行使は、企業の経営判断に直接影響するため、株主の意思表示として市場でも注目されることがあります。
大株主の交代やアクティビストの動向は、株式市場のセンチメントを動かす場合があります。
関連用語として、議決権を行使する場「株主総会」、買収に伴う議決権取得の典型例「M&A」などが挙げられます。