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ワラント

ワラントとは、あらかじめ決められた価格で将来株式を購入できる「新株予約権」を指します。

ワラント債として発行されることも多く、企業の資金調達手段の1つです。

企業の資金調達として株式市場で広く使われてきた仕組みで、海外企業の資金調達やクロスボーダー案件にも利用されます。

海外企業が円建てでワラントを発行する場合には、資金調達のために円を確保する必要があり、円買いが入りやすくなることがあります。

また、投資家がワラントを行使する際は、外貨建ての場合、株式取得に使う外貨を用意する動きが出るため、外貨買い・円売りのフローが発生する場合があります。

さらに、ワラント発行が株式の希薄化につながると受け止められると株価が弱含み、リスク回避の流れから円高方向に傾く場面が見られることもあります。

FX市場への影響は常に発生するわけではなく、大型案件に限られる傾向があります。

FXでは背景要因として扱われることが多く、短期トレンドを左右するほど強い材料になるケースは限定的です。


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