中国株サマリー(14日)

市場概況
反落、後場にマイナス圏 国有資本系銘柄などに売り

 14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.14%安の3228.99ポイントだった。深セン成分指数は0.26%高の10984.56ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆6億1800万元だった。

 上海総合指数は高く寄り付いた後、前場はおおむねプラス圏で推移した。中国人民銀行(中央銀行)による政策金利引き下げへの期待が相場を支えた。ただ、中国景気に対する不安が根強いなか、5月主要経済指標の発表をあすに控え、利益確定売りや持ち高調整の売りが重荷となった。後場は方向感に乏しく、前日終値を挟んでもみ合った。

 セクター別では、銀行が全面安。太陽光・風力発電設備、電力、バッテリーも安い。半面、酒造が全面高となったほか、自動車サービス、通信設備、医薬品販売などが買われた。

 A株市場では、銀行株の中国農業銀行(601288)、中国建設銀行(601939)、中国工商銀行(601398)、インフラ建設の中国鉄建(601186)など、中国国有資本系銘柄の下げが目立った。アニメーション制作会社の奥飛娯楽(002292)が大幅に続落した。半面、スマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(002456)と国有通信設備メーカーの武漢光迅科技(002281)がストップ高。高性能コンピューターの曙光信息産業(603019)、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)が続伸した。建設機械大手の三一重工(600031)が反発した。

 上海B株指数は0.48%高の272.79ポイント、深センB株指数は0.62%高の1130.81ポイント。

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