市場概況
(19日終値:20日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=141.94円(19日15時時点比△0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=154.96円(▲0.01円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0917ドル(▲0.0023ドル)
FTSE100種総合株価指数:7588.48(前営業日比▲54.24)
ドイツ株式指数(DAX):16201.20(▲156.43)
10年物英国債利回り:4.492%(△0.080%)
10年物独国債利回り:2.517%(△0.043%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。アジア市場では一時141.44円と日通し安値を付けたものの、欧州市場に入るとじり高の展開となった。日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いが出たほか、対ポンドなどでドル高が進んだ影響を受けて、19時過ぎに一時142.00円と昨年11月以来約7カ月ぶりの高値を付けた。
欧州株相場の下落や日経平均先物の失速に伴う円買い・ドル売りが入ると、141.66円付近まで伸び悩む場面もあったが、欧州終盤には141.96円付近まで再び強含んだ。
・ポンドドルは弱含み。今週予定の英中銀金融政策委員会(MPC)では0.25%の利上げが見込まれているものの、前週末に昨年4月以来の高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りなどが優勢となった。アジア時間早朝に付けた1.2801ドルを下抜けて一時1.2771ドルまで値を下げた。
・ユーロドルは頭が重かった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測を背景に欧州債利回りが上昇するとユーロ買いが入ったものの、上値は重かった。19時過ぎには一時1.0907ドルと日通し安値を付けた。もっとも、新規の取引材料を欠いたうえ、NY市場が休場とあって、ロンドン市場の値動きも限定的だった。ロンドン時間の高値は1.0939ドル付近で値幅は0.0032ドル程度だった。
なお、シュナーベルECB専務理事はこの日、「ユーロ圏のインフレリスクは上方向に傾いている」として、「ECBは利上げを控えすぎるよりは、過度な利上げを実施する方向に政策を誤る方が望ましい」との考えを示した。
・ユーロ円は伸び悩み。大規模な金融緩和を維持する日銀と、利上げ継続方針を示すECBとの金融政策の違いが意識されて、アジア市場では一時155.33円と2008年9月以来15年ぶりの高値を付けた。ただ、欧州市場に入ると日欧株価指数の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り一時154.69円付近まで下押しする場面があった。
・ロンドン株式相場は6日ぶりに反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が下落したことを受けて英株にも売りが波及した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。リオ・ティントやグレンコアなど素材株が下げたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られた。
・フランクフルト株式相場は反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が下落した流れを引き継いで売りが優勢となった。前週末に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出た。個別ではザルトリウス(14.63%安)やメルク(5.86%安)、BASF(3.49%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。シュナーベルECB専務理事のタカ派的な発言を受けて、独国債に売りが出た。
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ドル・円相場:1ドル=141.94円(19日15時時点比△0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=154.96円(▲0.01円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0917ドル(▲0.0023ドル)
FTSE100種総合株価指数:7588.48(前営業日比▲54.24)
ドイツ株式指数(DAX):16201.20(▲156.43)
10年物英国債利回り:4.492%(△0.080%)
10年物独国債利回り:2.517%(△0.043%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。アジア市場では一時141.44円と日通し安値を付けたものの、欧州市場に入るとじり高の展開となった。日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いが出たほか、対ポンドなどでドル高が進んだ影響を受けて、19時過ぎに一時142.00円と昨年11月以来約7カ月ぶりの高値を付けた。
欧州株相場の下落や日経平均先物の失速に伴う円買い・ドル売りが入ると、141.66円付近まで伸び悩む場面もあったが、欧州終盤には141.96円付近まで再び強含んだ。
・ポンドドルは弱含み。今週予定の英中銀金融政策委員会(MPC)では0.25%の利上げが見込まれているものの、前週末に昨年4月以来の高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りなどが優勢となった。アジア時間早朝に付けた1.2801ドルを下抜けて一時1.2771ドルまで値を下げた。
・ユーロドルは頭が重かった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測を背景に欧州債利回りが上昇するとユーロ買いが入ったものの、上値は重かった。19時過ぎには一時1.0907ドルと日通し安値を付けた。もっとも、新規の取引材料を欠いたうえ、NY市場が休場とあって、ロンドン市場の値動きも限定的だった。ロンドン時間の高値は1.0939ドル付近で値幅は0.0032ドル程度だった。
なお、シュナーベルECB専務理事はこの日、「ユーロ圏のインフレリスクは上方向に傾いている」として、「ECBは利上げを控えすぎるよりは、過度な利上げを実施する方向に政策を誤る方が望ましい」との考えを示した。
・ユーロ円は伸び悩み。大規模な金融緩和を維持する日銀と、利上げ継続方針を示すECBとの金融政策の違いが意識されて、アジア市場では一時155.33円と2008年9月以来15年ぶりの高値を付けた。ただ、欧州市場に入ると日欧株価指数の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り一時154.69円付近まで下押しする場面があった。
・ロンドン株式相場は6日ぶりに反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が下落したことを受けて英株にも売りが波及した。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りも出やすかった。リオ・ティントやグレンコアなど素材株が下げたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られた。
・フランクフルト株式相場は反落。前週末の米国株相場や本日のアジア株相場が下落した流れを引き継いで売りが優勢となった。前週末に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りも出た。個別ではザルトリウス(14.63%安)やメルク(5.86%安)、BASF(3.49%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。シュナーベルECB専務理事のタカ派的な発言を受けて、独国債に売りが出た。
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DZH Finacial Research
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