市場見通し
本日のNY市場も円安地合いは継続されるか。市場では為替介入に対しては一定の警戒感はあるものの、通常日銀が為替介入を最初に行うときは、東京市場が開いている時間に行われることが多い。円安で苦しんでいる本邦企業に買い場を与えることもなく、流動性の悪い金曜のNY市場で介入を行うとは考えにくい。よって、本日NY市場では円安を仕掛けやすい地合いともいえる。
もっとも、今週は市場では円安が進んでいるが、同時にドル高も進行していることもあり、米経済指標の結果によりドル高(円安)に歯止めがかかる可能性はありそうだ。
本日は、米国から6月の各種購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されることに注目。先月23日発表された5月PMIは製造業とサービス業はまちまちな結果で終わったことや、市場の目が米国の債務上限問題に集まっていたこともあり、PMIへの反応は鈍かった。しかし、債務上限問題は解決し。米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言なども通過したことで、市場は新たなトピックを探している。本日の欧州圏のPMIに対して市場が大きな反応を示したこともあり、米国のPMIも市場予想と結果に開きが生じた場合は、先月と比較すると大きな値動きを見せる可能性が高そうだ。
また、本日はメスター米クリーブランド連銀総裁が講演を行う。メスター氏は先月のファイナンシャルタイムズ紙のインタビューでは「利上げを待つ必要はない」と述べるなど、ややタカ派の発言をしていることで、同様の見解が示されると予想されている。なお、メスター氏は今年のFOMCでの投票権を有してはいない。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途はこれまでの本日高値143.45円。その上は節目の144.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途は、6月21日高値142.36円。その下は22日安値141.61円。
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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もっとも、今週は市場では円安が進んでいるが、同時にドル高も進行していることもあり、米経済指標の結果によりドル高(円安)に歯止めがかかる可能性はありそうだ。
本日は、米国から6月の各種購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されることに注目。先月23日発表された5月PMIは製造業とサービス業はまちまちな結果で終わったことや、市場の目が米国の債務上限問題に集まっていたこともあり、PMIへの反応は鈍かった。しかし、債務上限問題は解決し。米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言なども通過したことで、市場は新たなトピックを探している。本日の欧州圏のPMIに対して市場が大きな反応を示したこともあり、米国のPMIも市場予想と結果に開きが生じた場合は、先月と比較すると大きな値動きを見せる可能性が高そうだ。
また、本日はメスター米クリーブランド連銀総裁が講演を行う。メスター氏は先月のファイナンシャルタイムズ紙のインタビューでは「利上げを待つ必要はない」と述べるなど、ややタカ派の発言をしていることで、同様の見解が示されると予想されている。なお、メスター氏は今年のFOMCでの投票権を有してはいない。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目途はこれまでの本日高値143.45円。その上は節目の144.00円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目途は、6月21日高値142.36円。その下は22日安値141.61円。
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DZH Finacial Research
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