先週金曜日(2023年6月2日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
- US30(米国ウォールストリート株価指数30):33756.0(+668.0)<+2.02%>
- US100(米国100株価指数):14561.2(+92.9)<+0.64%>
- US500(米国500株価指数):4283.1(+57.8)<+1.37%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月2日の米国株は、米雇用統計を好感して大幅に続伸。
5月の米雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月から33万9000人増加と、市場予想の19万人を大幅に上回りました。
この結果を受け、市場では景気後退懸念が払拭され、株価上昇につながりました。
また、平均時給の上昇率が前月から鈍化し、インフレ低下の兆候が見え始めたのも、相場を下支えする要因となっています。
個別株では、エヌビディアが1.1%安と続落。
加えて、ベライゾン・コミュニケーションズが3.2%、AT&Tが3.8%、TモバイルUSが5.6%下落しました。
その一方で、アマゾンは1.2%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近の平均足は陰連で、下落波動を作っている中、大陽線が立ってフィボナッチの61.8%水準を突破した形です。
下落する平均足の上にローソク足が出ていて、トレンドレスの状態といえます。
また、平均足は実体が短く上下に伸びたヒゲを示しており、方向感がない状況を表しています。
平均足の陰連が続くのか、陽転するのかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足をまたいで、大きな下落と上昇をするトレンドレスの環境でしたが、中期と長期のレジスタンスラインが重なる水準を上抜けたところから、一気に上昇が加速しました。
頭を抑えられたのは、画面には表示されていませんが長期のレジスタンス水準で、いったんはそこでの攻防に注目です。
今の環境のレジスタンスを確認するために、4時間足も確認してみてください。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2日連続の続伸で、直近高値を更新しました。
平均足は陽連中で、強いトレンドを表す上ヒゲと長い実体を形成しています。
頭を抑えられたのは、長期のレジスタンスラインの水準です。
ここで抑えられるか、さらに上昇して上抜けるかに注目です。
上値目標は、週足に切り替えて確認してください。
<1時間足チャート分析>
大きく上下に振れることがありましたが、最終的には中期、長期のレジスタンスラインが重なる水準を上抜けてから停滞して引けました。
いったんは上抜けたレジスタンスラインが、サポートとして機能するかをチェックしたいところです。
なお、平均足は陽連しており、まだ強気を表しています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大局は上昇相場ですが、平均足は陰連と陽連が混じってローソク足が平均足の上下に現れる局面もあり、もみ合いを含んでいる状況です。
現在はその展開から抜け出して高値を更新しており、2日連続で長い陽線をつけています。
週足で見ると、次の目標は4320ポイントあたりです。
<1時間足チャート分析>
長い陽線が目立つ形で、強い上昇トレンドになっています。
中期、長期のレジスタンスラインが重なる水準で一時停滞していましたが、そこを上抜けると一気に加速。
平均足は実体が長く、ヒゲが上に伸びており、上昇の強さを物語っています。
上値の目標は週足レベルのレジスタンスラインです。
下には上抜けしてきた4230ポイントまで主立ったサポートがないので、急な下落に注意したいところです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング
(画像は2023年6月5日6時30分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
一番は香港株価指数50で、騰落率+3.47%、値幅は+643.2です。
米国の主要株価指数は、2~5位に連続でランクインしています。
2位はUS2000(ラッセル2000)、3位はUS30、4位はUS500、5位はUS100で、いずれも1%以上のプラス推移となりました。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年6月5日6時50分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
直近のロングポジションはほぼ横ばい推移ですが、ショートポジションは増加傾向にあります。
US500の価格は、ショートポジションの増加に伴い上昇しています。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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