米国の主要株価指数見通し(CFD)「米国主要3指数は揃って堅調に推移」(2023年6月9日)

マーケットレポート

昨日(2023年6月8日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):33801.4(+128.9)<+0.38%>
    US100(米国100株価指数):14504.2(+203.0)<+1.42%>
    US500(米国500株価指数):4294.6(+24.0)<+0.56%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

6月8日の米国株は、ハイテク株が牽引する形で全体的に堅調に推移しました。
最新週の米新規失業保険申請件数が3週連続で悪化。
市場予想を上回る高水準となり、景気への懸念が広がり、米長期金利が低下しました。
その影響から、割安感が意識されたハイテク株が買われた格好です。
FOMCやパウエルFRB議長の記者会見を来週に控え、様子見ムードが強く、比較的薄商いでした。

個別株に目を向けると、アマゾン・ドット・コムが2.49%、エヌビディア、アップル、テスラが1.55~4.58%上昇。
また、人工知能(AI)ツール「Firefly(ファイアフライ)」を企業向けに提供すると発表したアドビが4.95%高となりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月9日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

直近の小さな上昇波動に引かれたフィボナッチの23.6%が押し目となり、やや高値を切り上げた状況。
陽連する平均足の上をローソク足が推移しており、買い優勢ともいえますが、少し大きな目線で見ると、もみ合いの範疇です。
次に目指すのは直近の下落波動の起点となっている高値水準で、下げるとすればフィボナッチの23.6%が押し目となるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

下落から上昇に転換した状況。
直近の上昇の流れを見ると、ローソク足が平均足の上を推移し、安定して高値と安値を切り上げています。
ただし、ローソク足は長い上ヒゲのある陰線を作り、直近は下落しています。
下には直近高値のレジスタンスラインがあり、ここでサポレジ転換となって下値をサポートするかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月9日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

大局は上昇トレンドで、高値を更新できずに長い陰線をつけたものの、切り返して上昇している展開。
上昇してきた平均足やフィボナッチの23.6%水準の手前で押し目を作った状況です。
注目は、直近高値を更新できるかどうか。
ここから下方向に向かうのであれば、平均足やフィボナッチの23.6%を押し目とできるかどうかがポイントです。

<1時間足チャート分析>

もみ合ったあと、大きく下落してから切り返している状態。
ダブルトップを形成して下落しましたが、ネックラインまで戻ったリターンムーブの形です。
短期目線では、陽連する平均足の上をローソク足が推移しており、買い優勢を示唆していますが、もう少し引いた目線ではネックライン水準でもみ合っている状況とも取れます。
目先の注目は、もみ合いから上下どちらに放れるかです。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月9日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月9日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月9日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

高値を更新できなかったものの、終値ベースでは切り上げている状況です。
平均足は陽連していますが、下ヒゲを出しており、上昇の勢いが強いというわけではありません。
下位時間軸ではトリプルトップの形を作ろうとしていて、トレンド転換も視野に入ります。
注目は高値を更新できるかどうかですが、いったん下押しする展開も想定したいところです。
下がる場合は、フィボナッチの23.6%水準で踏みとどまれるかです。

<1時間足チャート分析>

ローソク足は大きく上下に振れ、トリプルトップを作っており、高値圏でのもみ合いともいえます。
現在は長い上ヒゲをつけ、下押しの圧力がある状況です。
目先は、上に位置するレジスタンスラインを抜けて高値を更新できるかがポイントになります。
下がる場合は、トリプルトップのネックラインとなり得る直近安値水準でサポートされるか、そこを下抜けて下げ幅を拡大するかに注目です。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月9日6時50分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位は引き続き米国株価指数のUS2000(ラッセル2000)で、前週比の騰落率は+2.65%、値幅は+48.61です。
その他の米国主要株価指数では、US500が4位、US30が5位、US100が9位にランクイン。
US500とUS30はプラス推移、US100はマイナス推移となっています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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