先週金曜日(2023年6月16日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34300.0(-64.0)<-0.19%>
US100(米国100株価指数): 15128.2(-61.6)<-0.41%>
US500(米国500株価指数):4417.1(-8.3)<-0.19%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
6月16日(金)の米国株は、利上げ観測が高くなったことの影響に加え、6月19日(月)が祝日(奴隷解放記念日)で休場であることから決済が入り下落しましたが、1週間で見れば上昇しました。
個別株を見ていくと、マイクロソフトは1.7%下落、内部対立問題がニュースになったウォルト・ディズニーも1.7%下落となりました。
また、アマゾン・.ドットコムも1.3%下落となっています。
ただし、ソフトウェア会社のアドビは、人工知能技術を導入して需要を高める取り組みの効果もあり、売上高と調整後1株利益が市場予想を上回ることで0.9%の上昇に。
また、ロボット掃除機のルンバを製造するアイロボットは、21%の急上昇となりました。
これは、英競争・市場庁が、アマゾンによるアイロボット買収を許可した影響と思われます。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年6月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月19日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
6月15日には直近の最高値を終値ベースで更新したものの、その翌日は上ヒゲを伸ばしての陰線で1週間を終えました。
平均足は陽連中、ローソク足との位置関係からも上昇トレンド継続と見られます。
現在の上昇波動に対して引かれたフィボナッチを見ると、現在価格が23.6%よりもさらに浅い位置にあるため、高値圏で推移しているといえそうです。
<1時間足チャート分析>
先週末の1時間足は、最終的に反落、平均足も陰転して引けたため、今週はこの動きを引き継ぐかに注目が集まりそうです。
ただし、ローソク足が平均足を上に抜け、なおかつ平均足も陽転すれば、上昇トレンドに回帰したと解釈することもできそうです。
その際は、中期のレジスタンスラインが目先のターゲットになるかもしれません。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年6月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月19日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
先週金曜日は久しぶりに陰線が出現し、ローソク足の連騰は6でストップ。
ですが、平均足はずっと陽線が連続しており、ローソク足よりもずっと下を推移しているため、大局は変わらず上昇トレンドと考えられます。
一連の上昇に対するフィボナッチ23.6%、次いで38.2%を一時的にでも目指すか確認していきたいところです。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が平均足を下に抜け、平均足も陰転したところで先週の相場を終えました。
その際には、長い陰線が3連続で出現しています。
また、その下落の中で短期のサポートラインを割り込んでいる状況です。
平均足がこのまま陰線継続するか、あるいは陽転するかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年6月19日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年6月19日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
6本連続で陽線が出現していたところで、上ヒゲを伸ばした陰線が出現して先週の相場は終了しました。
平均足の色とローソク足の位置関係からは、依然として上昇トレンド継続と見られます。
フィボナッチを見ると、23.6%水準までかなりの距離があるため、現状は高値圏での推移と考えられます。
<1時間足チャート分析>
直近で2回高値をつける形で一気に下落し、平均足を下方向にブレイク。
平均足も陰線となりました。平均足は実体部が短く、上下にヒゲを伸ばす形状であるため、まだ値動きに迷いがあると考えられます。
この上下動の際に生まれた、サポートライン、レジスタンスラインでの攻防を見ていく必要がありそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年6月19日7時30分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
1位はUS100で、前週比の値幅は+578.6、騰落率は+3.98%でした。
他に米国株価指数では、US500が5位にランクインしています。
10位のFRA40も騰落率が+2%を上回っており、全体的に株高傾向にあったこと、2~4位に東アジア圏の株価指数がランクインしていることが分かります。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャート
(画像は2023年6月19日7時30分のもの)
S&P500(E-mini)/S&P500の直近1年間のポジション推移です。
買い(Long)は横ばいですが、少しだけ売り(Short)が減ったことにより、Netの売りも僅かに減少しました。
また、Open Interest(未決済建玉)は増加しました。
CFTC投機筋の株価指数・商品・債券ポジション推移チャートはこちら
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OANDA Lab編集部
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