米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):高値圏で小さくもみ合う展開(2023年7月6日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月5日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):34268.3(-112.2)<-0.33%>
    US100(米国100株価指数):15206.6(+9.6)<+0.06%>
    US500(米国500株価指数):4446.9(-8.3)< -0.19%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月5日には、FRBが前月のFOMC議事要旨を発表しました。
ほぼ全ての参加者が金利据え置きを支持したものの、一部が0.25%ポイントの利上げを主張していたことが分かりました。
市場は既に今月のFOMCで0.25%ポイントの利上げが実施されると織り込んでいたので、その見方がさらに強まる結果になりました。

5月の米製造業受注は前月比0.3%増と3か月連続でプラスとはなりましたが、市場の予想である0.8%は下回りました。
また、中国の6月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)も昨日発表されましたが、5か月ぶりの低水準となりました。

個別で見ていくと、メタ・プラットフォームズは2.9%の上昇。
これはTwitterに対抗する対話アプリ、Threads(スレッズ)の公開を本日7月6日に控えていることへの期待感の表れと考えられます。

宅配大手のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、同社が新たな労使契約を巡る交渉を打ち切ったと主要な労働組合が述べたことが原因と見られ2.1%の下降。
ただしUPS側はこれを否定しています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月6日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年7月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は比較的長い陰線で引けました。
平均足は陽線が続いているものの、実体部分が非常に短くヒゲも上下に伸びているため、ローソク足が平均足の上を推移しているとはいえ、上昇トレンドの勢いが弱くなっていることを示しています。
まずは目先、ローソク足が平均足を下抜けするかどうかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

1時間足は、長期のレジスタンスラインに頭を押さえられるような形で下落を始めています。
またこの下落の際に、中期のレジスタンスラインが価格を切り下げながらいくつか発生しています。
平均足の色が陰線であることからも、大局は下降トレンドと考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月6日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年7月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、実体部分が非常に短く、ヒゲが上下に長い十字線の形で引けています。
また十字線の高値は、前回高値とほぼ同じ水準でこれを上回ることはできませんでした。
平均足はまだ陽線が続いており、ローソク足より下に平均足があるため大局は上昇トレンドといえます。

<1時間足チャート分析>

平均足が陰線でその下にローソク足が続く下降トレンドを示す形状から一気に反転、ローソク足が平均足、中期のレジスタンスラインを上に突き抜けました。
その際に平均足も陽転しており、これらの状況は上昇トレンドを示唆しています。
上の中期レジスタンスライン、下の短期サポートラインのどちらを抜けていくかがポイントになりそうです。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月6日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年7月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年7月6日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日日足は、下ヒゲが長く実体部分が短いトンボのような形となりましたが、依然として直近高値付近に位置しています。
ローソク足は平均足より上を推移しており、平均足もずっと陽線が続いているため、大局は上昇トレンドと見られます。
押し目を狙う場合、まずはフィボナッチの23.6%を基準にできそうです。

<1時間足チャート分析>

一度大きく下降してから反発、平均足を上に突き抜ける強い上昇を見せました。
とはいえ、平均足の色は陰線であり、明確なトレンドが出ているとはいえない状況のようです。
サポートライン、レジスタンスラインが多く出現しているため、どちらの方向に抜けていくかに注目が集まります。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年7月6日7時40分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
前週比では、上位4銘柄のみがわずかにプラス推移で、それ以外はマイナスとなっています。
米国株価指数だと、2位のUS100が値幅+34.4、騰落率+0.23%でした。
次いでUS500が5位、US30が6位、US2000が9位にランクインしています。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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