米国の主要株価指数見通し(米国株式市場ニュース):方向感に乏しい展開ながら主要企業の好決算期待で続伸!(2023年8月1日)

マーケットレポート

昨日(2023年7月31日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):35586.0(+149.0)<+0.42%>
    US100(米国100株価指数):15784.2(+36.8)<+0.23%>
    US500(米国500株価指数):4597.4(+15.2)< +0.33%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

7月31日の米国株式市場では、主要な米国企業の決算や注目度が高い経済指標がなかったこともあり、全体としては方向感のない相場でした。
ただ、今月の中旬には本格的な決算のシーズンを迎え、多くの企業の好決算が期待されることから、米国株の主要3指標は全て続伸となりました。

大きなところでは、アップルとアマゾン・ドット・コムの決算発表が今週に控えています。
また、8月4日に発表される米国の雇用統計も注目度が高いです。

個別で見ていくと、第3四半期の売上高見通しが市場予想を上回った、オン・セミコンダクターが2.5%の上昇となりました。

逆に、ベビーパウダーの健康被害を巡る訴訟関連の負債を、本社から切り離すための申し立てを裁判所が再び退けたことにより、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は4%の下降となりました。

デザインソフトのアドビは、モルガン・スタンレーが投資判断をオーバーウェートに引き上げたことにより、3.3%上昇しました。

ウォルト・ディズニーは3.2%の上昇でした。
これは、アイガーCEOの後継候補と目されていた2人の元幹部が起用されたことが、好感されたことによるものです。

シェブロンは3.0%の上昇でした。原油高やゴールドマン・サックスによる投資判断の引き上げの影響と見られます。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月1日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

下ヒゲを伸ばしながら上昇、2営業日続けての陽線で引けました。
また、上ヒゲがなく、上がりきった状態で取引時間を終えたことが分かります。
先週の高値に迫る勢いであり、この水準をどう試していくかに注目が集まります。
ローソク足の上昇にともなって、それより安い価格帯で平均足が並び、上昇トレンドを示唆する形となっています。

<1時間足チャート分析>

陰線状態の平均足を上に抜けてから、平均足も陽転しました。
一度は平均足付近まで押すものの上昇し、短期、中期のレジスタンスラインを上抜けしています。
平均足の色、ローソク足の位置関係からは上昇トレンドと考えられますが、上下に長期のサポートライン、レジスタンスラインがあるため、どちらを目指すかがポイントになりそうです。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月1日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

日足チャートは、前日に続いて陽線が立ちました。
陽線がずっと続いている平均足にサポートされるようにローソク足が並んでおり、大きな流れは上昇トレンドと考えて良さそうです。
フィボナッチで見ると23.6%よりさらに上の価格帯に滞在しており、いったん押すか、そのまま高値にチャレンジするかに注目です。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスラインを近い価格帯に複数作りつつ、乱高下する展開となっています。
ローソク足と平均足が何回も交わっており、平均足の色も陽線と陰線を行ったり来たりしていて、トレンドレスな相場であることを示しています。
中期のレジスタンスラインに上昇を阻まれる場合、下にある中期と長期のサポートラインの水準まで下降するケースも考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月1日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月1日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

最高値に迫る勢いでの上昇となり、陽線が2本続けて並びました。
平均足は実体部が長く、下方向にヒゲがない形で陽線が続いており、さらにその上にローソク足が並ぶ位置関係も含めて、大局は上昇トレンドと考えられます。
このまま最高値にチャレンジしていくか、一度は押し目を作るかですが、押し目を作る場合はフィボナッチの23.6%、あるいはその次の38.2%を目安にできそうです。

<1時間足チャート分析>

中期のレジスタンスラインに対して、複数回上抜けするもののすぐ押し戻されて上ヒゲを伸ばしている展開でした。
しかし、ついにブレイクに成功したところで取引を終えています。
平均足の色も陽線なので目先は上昇トレンドと考えられますが、進行方向にある中期と長期のレジスタンスラインが重複する水準が、行く手をふさぐケースが考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)

世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月1日7時30分のもの)

世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
前週比の騰落率が一番大きかったのはUS2000で+1.29%でした。
その他の米国株価指数を見ていくと、US30が7位、US500が8位、US100が10位にランクインしており、全体的に株高の傾向といえそうです。

FX・CFDの騰落率ランキングはこちら

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OANDA Lab編集部

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