昨日(2023年8月22日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:80.076(-0.573)<-0.71%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落しました。
中国経済の先行き不透明感が強く、引き続きUSOIL価格の下落要因となっています。
また、イランの原油輸出増加の報道も、原油価格を引き下げました。
米国とイランの関係改善への期待が高まっており、両国の関係が好転すればイランの原油輸出がさらに増加する可能性があります。
なお、API(米石油協会)が週間在庫統計を発表しました。
前週比でおよそ242万バレルの減少となり、市場予想よりも減少幅がやや小さい結果となりました。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年8月23日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月23日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は平均足の上抜けを試す動きを見せましたが、2連続で陰線を形成して下落。
現在値はフィボナッチの23.6%をやや下回る水準にあります。
平均足は実体が短く、上下に長いヒゲを伸ばしていることから、明確な方向感はない状況です。
目先は、平均足を上抜けできるか、直近安値水準で反発できるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
平均足に沿って緩やかに下落している状況です。
ローソク足はいったん平均足を上抜き、再上昇する気配を見せたものの、売り圧力が強まり反落しています。
一方で、陰連中の平均足は上下に長いヒゲを出しており、気迷い相場を示しています。
下には中期のレジスタンスライン、さらに下には長期のレジスタンスラインが位置しており、下落を続けるならこの2本の水準での攻防に注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
8月18日時点の米国の原油リグ稼働数は前週よりも5基減少した520基です。
中国経済の不安感に加え、イランの原油輸出増加の報道がWTI原油価格の重石になっているようです。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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