昨日(2023年8月28日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34581.5(+265.8)<+0.77%>
US100(米国100株価指数):15066.0(+137.8)<+0.92%>
US500(米国500株価指数):4437.4(+34.1)<+0.77%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
8月28日の米国株は、主要3指数が揃っての上昇となりました。特にUS100は1%近い上昇率となっています。
中国当局が、株式取引に課す印紙税を引き下げる措置をこの日から開始したことで、欧州市場の中国関連銘柄が買われました。
そして、その流れが米国株にも引き継がれ、寄り付きから上昇、ボーイングなどの景気敏感株が買われました。
また、訪中しているレモンド米商務長官が王文濤商務相と会談し、マイクロンやインテルといった多くの米企業への制限について協議しました。
その結果として、マイクロンは2.5%の上昇、インテルは1.1%の上昇となりました。
個別銘柄をさらに見ていくと、スリーエムは5.2%の急上昇となりました。
これは耳栓の不備を巡る訴訟で、退役軍人らとの和解が近づいているという報道を受けてのものです。
ゴールドマン・サックスは1.8%の上昇で、個人向け資産管理事業の売却が好材料となりました。
エヌビディアは1.78%の上昇、ジョンソン・エンド・ジョンソンは1.2%の下降、メルクも1.2%の下降となりました。
今週は31日に米国でFRBが重視する個人消費支出(PCE)価格指数、9月1日に雇用統計が発表されます。
「インフレの確実な抑制のためには、さらなる利上げが必要な可能性あり」とパウエルFRB議長は認識しており、主要な経済指標の結果にも注目が集まります。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年8月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
窓を開けながら大きく上昇し、2本続けて長い陽線が立ちました。
ローソク足の先端は、平均足の下ヒゲと同じ価格帯にまで到達しました。
このままローソク足が平均足を上抜けしていくのか、あるいは平均足がレジスタンスの役割を果たして反転下落していくかに注目が集まります。
平均足の色とローソク足の位置関係では、現状では売り圧力優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
陽線の平均足より上でローソク足が推移する展開となり、中期のレジスタンスラインを上抜きしながら上昇しました。
一時的につけた高値に中期のレジスタンスラインを形成しつつ、もう一度この高値に迫る上昇を見せて引けています。
少し上にある長期のレジスタンスラインを越えられるかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年8月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2本続けて陽線となる上昇を見せ、ローソク足の終値はわずかに平均足の実体部より上に出ました。
平均足の色は陰線ですが、下降トレンドの勢いは弱まっていると考えられます。
上昇トレンドに転換していく場合、このままローソク足が平均足より上での推移を続ける必要があります。
<1時間足チャート分析>
陽線の状態の平均足の上を、ローソク足が小刻みに振幅しながら上昇していく展開となりました。
そのプロセスで中期のレジスタンスラインをブレイクしつつ、新しい中期レジスタンスラインを形成しました。
目先はこのラインをどう試していくかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年8月29日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年8月29日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
1本前に続いての陽線となり、終値が平均足の実体部分に食い込みました。
直近で安値を切り上げていることもあわせて考えると、上昇の勢いが強まりつつあり、全体の流れが不鮮明になっていることを示唆しています。
下降トレンドへ回帰する場合、フィボナッチが戻り売りの目安になるケースも考えられます。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインを上抜け後に一時反落したものの、このラインのサポート転換により再度上昇して高値に近い水準で引けています。
直近の上昇では、ローソク足が一度も平均足を下回ることがない位置関係が続いています。
このまま上を目指す場合、長期のレジスタンスラインへどう試すかに注目です。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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世界の株価指数騰落率ランキング(週間)
(画像は2023年8月29日7時45分のもの)
世界の株価指数の週間騰落率ランキングです。
上位を東アジア圏の銘柄が独占する形となり、1位は香港の株価指数であるHK50でした。
米国株価指数ではUS2000が5位、US100が8位、US500が10位にランクインしています。
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OANDA Lab編集部
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