昨日(2023年9月20日)のユーロ円動向振り返り
ユーロ円はやや円安になりました。
夕刻に、ユーロ円がやや大きめに円安になる場面が見られました。
ドルが円に対して強くなり、これに歩調を合わせたものです。
その後、FOMC(米連邦公開市場委員会)が政策金利を発表し、金利水準は市場予想と同じく据え置きだった一方で、2024年末の政策金利見通しが上方修正されました。
これを受けてドルが主要通貨に対して全面高となり、ドルは円よりもユーロに対して大きく上昇しました。
この結果、ドル円とユーロドルの合成通貨ペアであるユーロ円は、やや円高に押し戻されました。
しかし、昨日の始値を超える円高にはならず、ユーロ円はやや円安で取引を終えました。
本日(2023年9月21日)のユーロ円チャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月21日7時のもの。「Orderbook3」を表示)
「オーダーブック」を見ると、155円台後半から157円台半ばにかけて、買い注文のまとまりがあります。
現在値よりも円高の範囲に広がっており、買い意欲の強さが分かります。
その中でも、156円台半ばから後半にかけて、買い注文が特に厚くなっています。
サポートライン付近に位置しており、これに着目した注文の模様です。
その一方、158円台半ばに厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
また、157円台後半から158円台前半にかけても、売り注文があります。
直近のレンジ相場内に位置しており、今後の円高を想定した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ユーロ円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2023年9月21日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ユーロ円と強い相関関係になったのは、豪ドル円、ユーロドル、そして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係になった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
ユーロ、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2023年9月21日7時のもの)
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨はポンドです。
円は夕刻にかけてゼロ付近で推移し、それ以降はマイナス圏での動きになりました。
ユーロはおおむねプラス圏で推移し、最終的にゼロ付近で1日の取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2023年9月21日)の主な経済指標
20:00(英国)イングランド銀行 金利発表
20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
21:30(米国)9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
またEUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>EUR/JPY(ユーロ/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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