昨日（2023年9月20日）のドル円動向振り返り
ドル円は円安になりました。
FOMC（連邦公開市場委員会）による政策金利発表を控え、ドル円は円安になる場面があったものの徐々に円高の展開になりました。
その後、日本時間深夜になると米政策金利が発表され、誘導目標レンジは5.25％～5.50％に据え置かれました。
これは市場予想と同じです。
また、FOMCメンバーによる政策金利の将来見通し（ドットチャート）が公開されました。
この見通しで、年内のもう一段の金融引き締め予想が維持され、さらに2024年末の政策金利予想が上方修正されました。
これを受けてドルが買われる展開になり、ドル円は大幅に円安になりました。
本日（2023年9月21日）のドル円チャートテクニカル分析
（チャートは2023年9月21日7時のもの。「Orderbook３」を表示）
「オーダーブック」を見ると、146円ちょうど付近に厚い買い注文があります。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、147円台後半から148円台前半にかけて、薄めながら買い注文が断続的に発注されています。
直近のレンジ相場全体に広がっており、今後の円安を想定した注文の可能性があります。
その一方、147円台前半の売り注文が特に厚くなっています。
サポートライン付近で発注されており、これを意識した注文だと考えられます。
また、148円台半ばにも、特に厚い売り注文を確認できます。
現在値の上に位置しており、反落を想定した注文の可能性があります。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「Orderbook3」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
（画像は2023年9月21日7時のもの）
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と相関関係になった通貨ペアはありませんでした。
その一方、強い逆相関関係になったのはポンドドルです。
また、逆相関関係になったのはユーロドルと豪ドル米ドルであり、ポンド円や豪ドル円とも弱い逆相関関係になりました。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
（画像は2023年9月21日7時のもの）
直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨はポンドです。
円は夕刻にかけてゼロ付近で推移し、それ以降はマイナス圏での動きになりました。
ドルは夕刻から深夜にかけてマイナス幅を広げたのち、プラス圏に大きく転換しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日（2023年9月21日）の主な経済指標
20:00（英国）イングランド銀行 金利発表
20:00（英国）英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨
21:30（米国）9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名：OANDA証券株式会社
所在地：東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会：一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号：第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先：お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
