昨日(2023年9月20日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:89.811(-1.489)<-1.63%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは続落しました。
OPECプラスによる原油供給減少の下支えが強く、USOILは米国時間に上昇トレンドを形成しました。
その後、FOMC(米連邦公開市場委員会)発表を前に値動きが鈍り、さらに、FOMCメンバーによる来年の政策金利水準見通しが上方修正されると、原油需要の減退懸念からUSOIL価格は下落に転じました。
なお、米EIA(エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比でおよそ214万バレルの減少となりました。
これは市場予想の220万バレル減少とほぼ同じ水準になっています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2023年9月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月21日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
上昇を続けていたローソク足は売り圧力が強まり、2営業日連続で陰線をつけました。
フィボナッチの23.6%水準まで下落し、節目の90ドルを下回った状況です。
一方で、平均足は陽連し、上ヒゲを伸ばしていることから、大局は買い優勢と考えられます。
ここから反発し、高値を切り上げる動きを継続できるかに注目です。
下落を続ける場合は、現在値からもう一段下のフィボナッチ38.2%が目安になりそうです。
<1時間足チャート分析>
平均足の下で安値を切り下げていたローソク足は、長い陽線をつけて平均足を上抜いたもののすぐに反落。
大陰線を連続して平均足を再度下抜く形となりました。
平均足は上下にヒゲを伸ばしており、方向性のないことを示しています。
このまま下落する場合は、すぐ下に引かれた中期サポートラインを下抜くかです。
反発する場合は、平均足の上に位置する中期レジスタンスラインを試せるかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
2023年9月15日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から2基増加の515基で、2週続けての増加となりました。
WTI原油価格は上昇を続けていましたが、FOMCによる来年の政策金利水準見通しの上方修正により反落しています。
9月21日8時現在のWTI原油価格は89ドル台で推移しており、90ドルを下回りました。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2023年9月8日時点の原油在庫は前週比で395.5万バレルほど増加し、4億2059万バレルとなりました。
原油在庫は減少傾向が続いており、WTI原油価格のプラス材料になると考えられます。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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