昨日(2023年9月21日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.576(-0.07)<-2.65%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGAS価格は下落しました。
オーストラリアのLNGプラントのストライキに関して、豪政府が介入したことを受けて、ストライキ終了への期待が高まっています。
ストライキの終了は天然ガス供給の正常化を意味するため、NATGAS価格は下落圧力を受けています。
また、米EIA(エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、前週比で64bcf(10億立方フィート)の増加となりました。
過去5年平均を上回る在庫量が続いており、これも価格を下押しする効果があります。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2023年9月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2営業日連続で陰線を形成し、平均足の水準を下抜きました。
この下落の動きに伴って、平均足は陰線に転換しています。
大局はレンジ相場で上限と下限を行ったり来たりする展開が続いており、下落を続けてレンジ下限に向かっていくかどうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
下降トレンドが継続している中、一時的に反発上昇して平均足を上抜きました。
その後、反落して再び下落の勢いを強めました。
現在は、以前のサポートラインが重なる水準を割り込んで引けています。
また、平均足は陰連し、ローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
平均足からの乖離が大きくなっている中で、さらに下落するか、反発上昇するかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週比で2基増加し、515基になりました。
減少トレンドに変化はないものの、2週連続での増加になりました。
一方、天然ガスのリグ数は、前週から8基増加して121基となりました。
今年7月以来の大幅な増加であり、来週以降の動向に注目です。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で64 bcf(10億立方フィート)増加し、3,269 bcfになりました。
今年に入ってから、貯蔵量は過去5年間の平均をおおむね上回っています。
貯蔵量の増加は、NATGAS価格にとってマイナス要因になります。
直近の在庫量は5年間平均に徐々に近づきつつある一方で、在庫は増加傾向にあり、今後の動向に注目です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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