昨日(2023年9月21日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34054.5(-396.4)<-1.15%>
US100(米国100株価指数):14690.8(-273.4)<-1.83%>
US500(米国500株価指数):4329.4(-73.6)< -1.67%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
9月21日の米国株主要3指数は、揃って大きな下落となりました。特にUS100は2%近い下落幅を記録しています。
9月20日のFOMCでは、目先の政策金利は据え置かれたものの、必要に応じて追加利上げをしていくとして、インフレ対策の終了は示されませんでした。
また、2024年末の政策金利予想も、6月時点より上方修正されたため、これらの要素が株価を押し下げる要因となった模様です。
米長期金利も大幅に上昇し、アマゾン・ドット・コム / Amazon.com, Inc.、エヌビディア / NVIDIA Corporation、アップル / Apple Inc.、アルファベットA / Alphabet Inc. Aといった金利動向に敏感な大型株が売られました。
半導体大手のブロードコム / Broadcom Inc.は、グーグル幹部が人工知能用の半導体のサプライヤーから、同社を外すことを議論したと伝わり、2.7%の下降となりました。
また、英半導体設計のアーム・ホールディングス / Arm Holdings plcは、1.4%の下降となりました。
物流大手のフェデックス / FedEx Corporationは、前日に発表した6~8月期決算の利益が、市場の予想を上回ることで4.5%の上昇となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年9月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ダブルトップのネックラインを一気に下抜けする大陰線となりましたが、直近安値付近で下げ止まっています。
ローソク足の終値は平均足に対して完全に先行する形で安値圏を推移し、平均足の実体も長くなっていることから、大きな流れは下降トレンドといえそうです。
<1時間足チャート分析>
陰線の状態の平均足に沿うように、一気に下げる形になっており、この一連の下落で、長期、中期、短期のサポートラインを次々とブレイクしています。
高値、安値ともに切り下げており、平均足の色、平均足とローソク足の位置関係からも、目先は売り圧力の方が強いと考えられます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年9月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ほぼ上下にヒゲがなく、実体が長い大陰線となり、3本続けての陰線となりました。
平均足も実体が段階的に長くなっており、ローソク足がそれに先行して下げている位置関係からも、大局は下降トレンドと考えられます。
直近安値が、次なるターゲットとなりそうです。
<1時間足チャート分析>
短期~長期まで、複数のサポートラインが集中していた価格帯を抜けると、下降する勢いが加速し、非常に大きな下落となりました。
またその間に、ローソク足は平均足の実体を一度も上回ることなく、沿うように落ちています。
前日はほぼ戻ることなく下がりきって取引を終えているため、目先の売り圧力は強いといえそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年9月22日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年9月22日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大陰線が立ち、直近の安値を終値ベースで少し更新しました。
これで日足は3本連続で陰線となっています。
平均足のはるか下をローソク足が推移しており、平均足の実体が長くなってきていることからも、下降トレンドの勢いは強いといえそうです。
さらに安値を切り下げていくかに注目です。
<1時間足チャート分析>
1時間足でも、ほとんど下げっぱなしの1日となりました。
一時的な戻りになる局面でも、ローソク足は平均足を上回ることなく、平均足がレジスタンスのような役割を果たし続落しました。
目先の流れは下降トレンドであることが示されていますが、ローソク足と平均足が大きく乖離しているため、一度は反発するケースも考えられます。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年9月22日)の主な米国経済指標
9月22日(金)22:45(米国)9月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
9月22日(金)22:45(米国)9月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
9月22日(金)22:45(米国)9月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
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OANDA Lab編集部
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