昨日(2023年10月30日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):32937.5(+565.5)<+1.75%>
US100(米国100株価指数):14338.4(+147.2)<+1.04%>
US500(米国500株価指数):4167.4(+49.3)<+1.20%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
10月30日の米国株主要3指数は、揃って1%以上の上昇率となる強い反発を見せました。
FRBが10月31日、11月1日に開催するFOMCにて、利上げを見送る予想が支配的になっています。
理由としては、インフレの勢いが鈍ったことや中東情勢の緊迫化といったところがあり、最近の株安により割安感もあって全体的に株高が進行。
特に金利に敏感な大型株が強い結果になりました。
政策金利は5.25~5.50%のままであるとしても、FOMCによる声明やパウエルFRB議長の質疑応答から、何らかのヒントを得られるかもしれないと注目が集まっています。
US500が参照するS&P500の主要な11のセクターはほぼ上昇。
特に通信サービスが2.1%と最大の上昇率となりました。
個別で見ていくと、マクドナルド / McDonald’s Corporationは、第3四半期の利益と売上高が市場予想を上回ることで1.7%上昇。
半導体大手のオン・セミコンダクター / ON Semiconductor Corporationは、第4四半期の売上高見通しが軟調だったことで、21.8%急落しました。
メモリー半導体大手のウエスタン・デジタル / Western Digital Corporationは、会社を分割しそれぞれで事業を手掛けると発表したことで、7.3%急伸しました。
今週はこのあと、キャタピラー / Caterpillar Inc.、アップル / Apple Inc.、ファイザー / Pfizer Inc.、スターバックス / Starbucks Corporationなどの決算が予定されています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年10月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は強力な反発となり、先週金曜日に大きく下げた分を回復する長い陽線となりました。
陰線の連続出現は3でストップしています。
とはいえ、平均足は陰線に転換してから段階的に実体が長くなっており、その下をローソク足が推移しているため、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
陰線の平均足に沿った綺麗な下降トレンドが続いていましたが、長期と中期のサポートラインを形作った水準で反発。
ローソク足>平均足の位置関係になると、平均足も陽転しました。
この上昇は、中期のレジスタンスラインをブレイクするところまで続いています。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年10月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、ギャップアップからの上昇となり、2連続で陽線が出現しています。
とはいえ、平均足は実体を長くしながらの陰線継続で、平均足より下にローソク足が並んでいることから、大局は下降トレンドと考えられます。
現在はフィボナッチの23.6%付近に差し掛かっているため、この水準が戻り目になるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
激しい下落から長期のサポートラインを形成しながら反発し、高値と安値をゆっくり切り上げる緩やかな上昇トレンドに移行しています。
この反発により、ローソク足と平均足が何度か交差しつつも、平均足は陽線に転換しています。
直近は、中期のレジスタンスラインをブレイクしています。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年10月31日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年10月31日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は安値圏での反発となり、4営業日ぶりの陽線となりました。
それでも直近10営業日のうち、陽線は2、陰線は8と、売り圧力の方が強いことが確認できます。
また平均足も陰線が連続しており、実体も1本ごとに長くなっています。
200日移動平均線との位置関係も含め、大局は下降トレンドと考えられます。
<1時間足チャート分析>
安値圏で長期と中期のサポートラインを形成しつつ、反転上昇して陰線の状態の平均足を上に抜けました。
この反発に伴って平均足も陽転、中期のレジスタンスラインを上に抜けたところで、前日の取引を終えています。
このレジスタンスラインがサポート転換して、続伸する可能性も考えられます。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
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本日(2023年10月31日)の主な米国経済指標
10月31日(火)21:30(米国)7-9月期四半期雇用コスト指数(前期比)
10月31日(火)22:00(米国)8月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
10月31日(火)22:45(米国)10月シカゴ購買部協会景気指数
10月31日(火)23:00(米国)10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
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OANDA Lab編集部
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