先週金曜日(2023年11月10日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34223.0(+310.0)<+0.91%>
US100(米国100株価指数):15521.6(+327.2)<+2.15%>
US500(米国500株価指数):4411.3(+59.9)<+1.38%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
11月10日(金)の米国株主要3指数は、揃って大きく上昇しました。
特にUS100は2%を超える上昇率を記録しています。
パウエルFRB議長は、先週木曜日の講演で追加利上げについてためらわないという主旨の発言をし、この日の相場を押し下げる要因となりました。
しかし金曜日にはこの発言による売りは消化され、長期金利の上昇が一服したことも加わって、アップル / Apple Inc.、マイクロソフト / Microsoft Corporationなどのハイテク株中心の買い相場になりました。
ただし、追加利上げの観測はいったん後退したものの、依然としてFRBが利上げをする可能性はあります。
今週は、消費者物価指数(CPI)が注目されます。
US500が参照するS&P500は、主要な11セクターが全てプラス圏の推移で、特に情報技術が2.6%上昇と株高を主導しました。
個別で見ると、エヌビディア / NVIDIA Corporationは約3%上昇、メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.は2.6%上昇、マイクロソフト / Microsoft Corporationは2.5%上昇。
遺伝子解析装置を手がけるイルミナ / Illumina, Inc.は、通期利益見通しが2四半期連続で下方修正されたことを受け、8%下降しました。
なお、米企業の7~9月期の増益率は、2022年4~6月期以来の大きさとなる見通しです。
S&P500を構成する企業の多くが、市場予想を上回る純利益率となっています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
200日移動平均線の少し上で反発して陽線が立ち、直近の高値を一時的にブレイクしました。
平均足は4陽連で、その上をローソク足が推移しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
直近は陽線と陰線が混じって出現しているため、ここから連騰するかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを挟んだ値動きが続いていたところから、中期サポートラインを下抜けするブレイクが発生しました。
しかし底を打って反転上昇し、平均足が陽転。
長期と中期のレジスタンスラインを突破する上昇が発生しています。
これらのレジスタンスラインが、サポート転換して上昇するかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
直近の高値を更新する実体が長い陽線が立ち、陰連は2でストップしています。
平均足は陽線で段階的に実体が長くなっており、その上をローソク足が推移することから、全体の流れは上昇トレンドであることが示唆されています。
また200日移動平均線より上で値動きしています。
<1時間足チャート分析>
陰線が連続する下落が発生したものの、底を打ち中期サポートラインを形成しながら反発しました。
平均足は陽転し、中期レジスタンスラインを上に抜けて上昇しています。
平均足との乖離があるため、このレジスタンスラインがサポート転換するケースも考えられます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月13日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月13日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
2陰連していたところから実体が長い陽線が出現し、直近の高値を更新しました。
平均足は3陽連で、ローソク足はその上に位置していることから大局は上昇トレンドと考えられます。
また200日移動平均線が右肩上がりで、価格よりも下で推移しています。
平均足の実体がさらに長くなっていくかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期と中期のレジスタンスラインが重複する水準を上に抜ける上昇が発生し、平均足も陰線から陽線に転換しました。
この反転上昇で中期のサポートラインを形成しています。
長期レジスタンスラインが押し目となり、サポート転換するかがポイントになりそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
本日(2023年11月13日)の主な米国経済指標
11月13日(月)28:00(米国)10月月次財政収支
Published by
OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。