昨日(2023年11月13日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):34347.0(+124.0)<+0.36%>
US100(米国100株価指数):15500.8(-20.8)<-0.13%>
US500(米国500株価指数):4416.1(+4.8)<+0.11%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
11月13日の米国株主要3指数は、上昇したものもあれば下降したものもありましたが、全体的には小動きでした。
本日、消費者物価指数(CPI)が発表されるため、内容を見極めたいという思惑から、積極的な売買は見送られた模様です。
市場予想では、CPIは低下、インフレが鈍化するという見方が強くなっています。
ただ、それでもFRBが掲げる2%の物価目標には、ほど遠い水準になりそうで、金融引き締め長期化への懸念は依然残っています。
また、政府機関閉鎖を避けるためのつなぎ予算案が、議会での通過が不透明になっていることや、格付大手のムーディーズ・インベスターズ・サービスが、米国債の格付見通しを引き下げたことも、株価上昇を阻む一因となりました。
US500が参照しているS&P500の主要11セクターでは、エネルギーが最大の上昇幅でしたが、公益事業の下落が目立ちました。
個別で見ていくと、ボーイング / The Boeing Companyは4.0%上昇。
中国が同社へ旅客機の発注解禁を検討していると報じられたためです。
また、ドバイ航空ショーで、エミレーツ航空が同社に対して90機の新型の大型機を発注したことも好材料となりました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月14日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日に上昇したため日足は2陽連となり、高値を更新しました。
200日移動平均線はわずかに右肩上がりになっています。
平均足は5陽連で、段階的に実体が長く、下ヒゲが短くなっています。
平均足の上にローソク足が並んでいることからも、買いの勢いが優勢と考えられます。
平均足がさらに連騰していけるかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期レジスタンスラインを上に抜けてから反落し、このラインがサポート転換して反発、中期のレジスタンスラインを突破してさらに上昇しました。
平均足は陽連中で、ローソク足をサポートする役割を果たしています。
長期のレジスタンスラインを下回ることなく、上昇していくかがポイントになりそうです。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月14日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
下ヒゲが長く実体が短い陰線が立ちました。
平均足は陽連しており、段階的に実体が長く、下ヒゲが短くなっています。
ローソク足がそれより高い価格帯を推移しているため、大局は上昇トレンドと考えられます。
さらに、200日移動平均線が右肩上がりで、ローソク足より下に位置していることも、買い圧力の強さを示唆しています。
<1時間足チャート分析>
高値圏で反落し、中期のレジスタンスラインを形成しました。
そこからローソク足が平均足を割り込んだため、平均足は一時的に陰転したものの、再度の反発で陽線に戻っています。
中期レジスタンスラインの下でのもみ合いになっており、再度上昇してこの水準を上抜けしていけるかがポイントになりそうです。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月14日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月14日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、ヒゲが長く、実体が短い、十字線に近い形の陽線となりました。
200日移動平均線は右肩上がりで、その上での値動きとなっています。
また平均足は4陽連で、ローソク足よりも下に位置しており、全体的な流れは買い優勢といえそうです。
この流れで高値を更新し、平均足の陽線がどこまで連続するかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
長期のレジスタンスラインを最初に上抜けしたあと、中期のレジスタンスラインを形成しながら反落。
この2本のレジスタンスライン間を推移するレンジ相場になっています。
直近は中期のレジスタンスラインのすぐ下で値動きしており、ここを超えていけるかがポイントになりそうです。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年11月14日)の主な米国経済指標
11月14日(火)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比、前月比)
11月14日(火)22:30(米国)10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比、前月比)
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OANDA Lab編集部
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