NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :ブラックフライデー、サイバーマンデーの好調な見通しから株高に(2023年11月21日)

マーケットレポート

昨日(2023年11月20日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):35142.6(+225.6)<+0.65%>
    US100(米国100株価指数):16034.6(+215.0)<+1.36%>
    US500(米国500株価指数):4547.9(+37.3)<+0.83%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

11月20日の米国株主要3指数は、揃って高値圏からの続伸となりました。

米国株式市場は、11月23日(木)が感謝祭で休場になるため、次第に市場参加者が減っていく可能性があります。
ただし、感謝祭翌日には恒例のブラックフライデー、翌週の月曜日にはサイバーマンデーがあります。
今年は、これらのオンラインをメインとしたセール期間の消費が過去最高になる見通しで、株価を押し上げる要因となりました。

また、10年債利回りが4.4%台で推移していることも、ハイテク銘柄を中心に株買いを後押ししました。

本日の28時には、FOMCの議事要旨が発表される予定です。
市場は利上げサイクルの終了を見込みつつありますが、FRBは利上げの余地を温存しており、今後の金融政策のヒントになる情報があるかに注目が集まります。

21日の取引時間終了後には、エヌビディア / NVIDIA Corporationの第3四半期の決算があり、こちらも注目度が高いです。

個別で見ていくと、マイクロソフト / Microsoft Corporationが2%上昇しました。
オープンAIでCEOを務めていたアルトマン氏の採用が好材料視された模様です。

また、ボーイング / The Boeing Companyは、アナリストが投資判断を買いに引き上げたことにより、4.6%の上昇となりました。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月21日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年11月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月21日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は、直近の高値を更新する陽線が立ちました。
平均足は陽連中で、なおかつ実体が長く、上にしかヒゲが伸びていない強い形状です。
さらに、ローソク足が平均足より高い価格帯を推移しています。
200日移動平均線は右肩上がりであるため、全体の流れは上昇トレンドであると考えられます。
高値をさらに更新していけるかに注目です。

<1時間足チャート分析>

直近は中期のレジスタンスライン、サポートラインに挟まれるレンジ相場で、平均足も色が定まっていない状態でした。
ここから中期レジスタンスラインを上方向にブレイクし、平均足は陽転しています。
突破されている中期レジスタンスラインがサポート転換し、続伸する可能性も考えられます。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月21日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年11月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月21日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

先週の高値、今年夏の高値を更新する陽線が立ちました。
200日移動平均線が右肩上がりで、ローソク足がさらにその上を推移しています。
また、平均足は陽線が続き、実体が長く、下ヒゲが表示されていない強い形となっています。
ローソク足が先行しすぎているため、いったん調整の下げが入るケースも考えられます。

<1時間足チャート分析>

ローソク足と平均足が何度か交差するもみ合いの展開から上方向に動き出し、平均足も陽連の状態に移行しました。
中期と長期のレジスタンスラインを相次いで突破して、高値圏でほぼ戻らず前日の取引を終えています。
これらレジスタンスラインがサポート転換するケースも想定されます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月21日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年11月21日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年11月21日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

陽線と陰線が交互に出現していたところ、明確に直近高値を更新する陽線が立ちました。
200日移動平均線が一貫して右肩上がりで、その上での価格推移となっていることから、長い目線では買い圧力が強いことがうかがえます。
また平均足の形状、ローソク足と平均足の位置関係からも大局は上昇トレンドと考えられます。

<1時間足チャート分析>

長期と中期のレジスタンスラインが重複する水準に頭を押さえられるレンジ相場が続いており、この間平均足は陽線と陰線が短い期間で何度も入れ替わっていました。
直近の上昇でこの水準を上に抜け、平均足も陽線が連続しています。
既に突破したこのレジスタンスラインがロールリバーサルする可能性も考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2023年11月21日)の主な米国経済指標

11月21日(火)24:00(米国)10月中古住宅販売件数(前月比、年率換算件数)
11月21日(火)28:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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