昨日(2023年12月14日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):37261.0(+134.0)<+0.36%>
US100(米国100株価指数):16552.2(-21.0)<-0.13%>
US500(米国500株価指数):4723.1(+10.5)<+0.22%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
12月14日の米国株主要3指数は高値圏での値動きになり、US30とUS500は続伸したものの、US100は反落しました。
FRBは、13日のFOMCで政策金利を据え置くことを発表しました。
パウエルFRB議長は、インフレが予想を上回るペースで低下していると述べ、金融引き締め終了の可能性を示しました。
利下げを巡る議論が視野に入ってきたという認識が共有され、米国株の買い要因となっています。
US30が参照するダウ平均は、2営業日連続で史上最高値を更新しています。
また、US500が参照するS&P500も、昨年1月の史上最高値に迫っています。
これまで金利の上昇に圧迫されてきた銀行株は、利下げで経営環境が好転するという思惑から、大幅に値上がりしています。
また、景気動向に敏感な資本財銘柄なども上昇しています。
一方で、ハイテク株は長期金利の低下にもかかわらず、売りが先行しています。
S&P500の主要な11セクターのうち、6セクターが上昇しています。
特に上がったのは、エネルギー(2.94%)、不動産(2.62%)でした。
アップル / Apple Inc.は、取引時間中に最高値をつけ、その後下がるも0.08%上昇で引けています。
テスラ / Tesla, Inc.の出来高は、2位のエヌビディア / NVIDIA Corporationの2倍以上の400億ドルに達し、4.9%上昇しました。
そのエヌビディア / NVIDIA Corporationは、0.5%上昇しています。
アドビ / Adobe Inc.は、通期と四半期の売上高見通しが市場予想を下回り、6.35%下降しました。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
大陽線となった前々日に続き、前日の日足も続伸、6連騰となり高値を更新しました。
陽連している平均足に先行して上昇を続けており、実体が長く、下ヒゲが見えない平均足の形からも大局は上昇トレンドと考えられます。
また200日移動平均線も右肩上がりとなっています。
短期的に大きく上がっているため、平均足付近まで戻る調整の動きも想定されます。
<1時間足チャート分析>
陽連中の平均足に沿って上昇している中でもみ合いとなり、一時的にローソク足が平均足を割り込みました。
しかし中期のサポートラインをつけて再度上昇し、高値を大きく更新した後はまたもみ合いとなりました。
現在はローソク足と平均足が絡んでいるため、この水準を上に放れていくかに注目が集まります。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、上下に長いヒゲが伸び実体が短い陰線で引け、連騰は5でストップしました。
一時は実体が短くなってきた平均足ですが、直近ではまた実体が伸びてきています。
200日移動平均線は右肩上がりで、それより上での価格推移であるため、全体としては上昇圧力が強いことを示しています。
<1時間足チャート分析>
ローソク足が陽連中の平均足に接触、反発という流れの上昇トレンドが続いていましたが、高値圏で中期のレジスタンスラインを作りながら下落し、平均足を割り込みました。
この反落に伴って、平均足も陰転しています。
現在は反発して平均足付近まで価格が達しているため、このまま再度平均足を上回っていけるかに注目が集まります。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月15日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月15日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
実体が短く、上下にヒゲが長い陽線が立ち、日足はこれで6連騰となりました。
平均足は陽連中、200日移動平均線も右肩上がりで、これらの上に価格があることから、全体の流れは買い圧力が強いと考えられます。
上ヒゲの先を超える、高値更新があるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
長い陽線が出現して一気に高値を更新した後、高値圏でトレンドレスの展開となりました。
ローソク足は平均足を下抜けして、平均足も陰転しています。
現在はローソク足と平均足が絡むように推移しており、どちらに価格が放れていくかに注目が集まります。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2023年12月15日)の主な米国経済指標
12月15日(金)22:30(米国)12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
12月15日(金)23:15(米国)11月鉱工業生産(前月比)
12月15日(金)23:45(米国)12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
12月15日(金)23:45(米国)12月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
12月15日(金)23:45(米国)12月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
12月15日(金)30:00(米国)10月対米証券投資
12月15日(金)30:00(米国)10月対米証券投資(短期債除く)
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OANDA Lab編集部
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