NY株(米国主要株式市場)見通しとニュース :年末の薄商い相場も米株は揃って上昇(2023年12月27日)

マーケットレポート

昨日(2023年12月26日)の米国主要3指数振り返り

  • 終値:
    US30(米国ウォールストリート株価指数30):37645.5(+237.5)<+0.63%>
    US100(米国100株価指数):16931.4(+137.6)<+0.82%>
    US500(米国500株価指数):4788.1(+30.9)<+0.65%>

※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。

12月26日の米国株主要3指数は、いずれも上昇しました。
US100は直近の高値を明確に更新しています。

2023年最終週の取引で、クリスマス休暇中の投資家も多く、閑散とした商いになりました。
そんな中で、イスラエルへの大型設備投資計画が報じられたインテル / Intel Corporation(5.2%上昇)、原油高が追い風になったシェブロン / Chevron Corporation(0.9%上昇)などに買いが入り、US30が参照するダウ平均を支えました。

他にダウ銘柄だと、キャタピラー / Caterpillar Inc.が1.8%上昇、スリーエム / 3M Companyが1.7%上昇、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス / Walgreens Boots Alliance, Inc.が1.5%上昇、ハネウェル・インターナショナル / Honeywell International Inc.が1.2%上昇、ダウ / Dow Inc.が1.1%上昇、ボーイング / The Boeing Companyが0.9%上昇しています。

逆にアップル / Apple Inc.は0.3%下降しましたが、これはアップルウォッチの禁輸措置が伝わったことによるものです。
またウォルマート / Walmart Inc.は0.2%下降しています。

フェドウォッチによれば、来年3月のFOMCにおいて、少なくとも0.25%ポイントの利下げ確率は約86%となっています。

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月27日)のチャートテクニカル分析

【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2023年12月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月27日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は直近の高値に迫る上昇を見せ、3連騰となりました。
平均足は陽連中で、それより上の価格推移が続いています。
また、200日移動平均線も右肩上がりで、全体の流れは買い優勢であることを示唆しています。
年内にもう一度高値を超えていけるかに注目が集まります。

<1時間足チャート分析>

ローソク足は複数回平均足と交差しているものの、平均足はほとんど陽線を保っている状態です。
前日の上昇で、中期のレジスタンスラインを上に抜け、さらに長期のレジスタンスラインを試しましたが、手前で反転して上ヒゲを伸ばしています。
続伸して、この長期レジスタンスラインを超えられるかがポイントになりそうです。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月27日)のチャートテクニカル分析

【US100(米国100株価指数)】本日(2023年12月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月27日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日の日足は直近の高値を更新し、3連騰となりました。
直近10営業日を見ると、陽線の出現8回に対し、陰線は2回の出現と上昇の勢いが強いことが分かります。
平均足は陽連中で、実体が長く上にのみヒゲが伸びる形状を保っています。
200日移動平均線の傾きやローソク足との位置関係を見ても、上昇圧が強いと考えられます。

<1時間足チャート分析>

ローソク足が平均足を上に抜けてからは、高値、安値共に切り上げる上昇が続いており、前日には短期、中期、長期のレジスタンスラインをまとめてブレイクしました。
このまま続伸する場合、長期のレジスタンスラインがサポート転換するケースも考えられます。

US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月27日)のチャートテクニカル分析

【US500(米国500株価指数)】本日(2023年12月27日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2023年12月27日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

前日は陽線が立ち3連騰を達成、先週の高値を僅かに更新しました。
ローソク足が、陽連中の平均足、右肩上がりの200日移動平均線より上にあり、大局は上昇トレンドと考えられます。
一時的に押し目をつける場合、平均足がサポートの役割を果たすケースも想定されます。

<1時間足チャート分析>

長期のサポートラインを底に上昇が始まり、ローソク足が平均足を追い抜き、平均足は陽転。
長期のレジスタンスラインを上に抜けるも、押し戻されて上ヒゲを伸ばして前日の取引を終えています。
現在の上昇が継続する場合、一度はブレイクした各種ラインがサポートの役割を果たすことも考えられます。

US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

本日(2023年12月27日)の主な米国経済指標

12月27日(水)24:00(米国)12月リッチモンド連銀製造業指数

本日発表予定の経済指標はこちら

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OANDA Lab編集部

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