昨日(2024年2月5日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):38347.0(-271.0)<-0.70%>
US100(米国100株価指数):17621.8(+22.8)<+0.13%>
US500(米国500株価指数):4941.1(-11.0)<-0.22%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
2月5日の米国株主要3指数は、高値圏でまちまちの値動きになりました。
パウエルFRB議長が日本時間朝にテレビ出演し、利下げ時期は慎重に検討するべきという考えを述べました。
これにより、3月、そして5月のFOMCで利下げが行われない可能性が高まり、市場心理は悪化しています。
また、先月下旬から高値を何度も更新していたので、利益確定の売りが入りやすい地合いでもありました。
ISM非製造業総合指数は、前月の50.5、予想の52.0を上回る53.4と強い結果となり、これもまた3月利下げ観測を後退させました。
US500が参照するS&P500の主要11セクターで上昇したのは情報技術とヘルスケアのみで、素材が大きく下げました。
個別で見ていくと、キャタピラー / Caterpillar Inc.は昨年第4四半期の利益が市場予想を上回り、2%上昇しています。
ボーイング / The Boeing Companyは、製造機の品質を巡る問題で納期に遅れが生じる見通しが嫌われて1.3%下落。
テスラ / Tesla, Inc.は、パイパー・サンドラーが目標株価を引き下げることで、3.7%下落。
マクドナルド / McDonald’s Corporationは、決算内容が市場の予想を下回って3.7%下落しました。
一方でエヌビディア / NVIDIA Corporationは、ゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げることで、4.8%上昇しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年2月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、高値圏から反落する陰線で引けました。
下ヒゲは平均足の上ヒゲと接触しています。
平均足は右肩上がりを保ち、それよりもローソク足が上にあることから、大局は上昇トレンドと考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりで、さらなる高値更新の可能性も考えられます。
<1時間足チャート分析>
中期のレジスタンスラインを形成した水準を天井に下落を開始、ローソク足が平均足を割り込むことで、平均足は陰転しています。
この下落の勢いがつくことで、中期のサポートラインを割り込みますが、すぐに反発して平均足付近まで価格が戻っています。
この中期サポートラインを再び下抜けすれば、長期レジスタンスラインを試す展開も見えてきます。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年2月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は実体が短く、ヒゲが長いローソク足が立ち、直近の高値を超えることはできませんでした。
ここから陰線が続けば、ダブルトップを形成する可能性も考えられます。
ただし平均足は陽連中、200日移動平均線も右肩上がりなので、全体としては買い優勢と考えられます。
<1時間足チャート分析>
勢いよく上昇して長期のレジスタンスラインを突破、その先で中期のレジスタンスラインを形成した価格帯が天井となっています。
直近は長期レジスタンスラインをまたぐような値動きが続いており、一時的にトレンドレスな相場になっています。
長期レジスタンスラインが、サポート、あるいはレジスタンスになってのトレンド発生も想定されます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年2月6日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年2月6日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間200)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は高値を更新できず、下ヒゲを長く伸ばす陰線となりました。
平均足は陽線続きで、実体も長く、ローソク足との位置関係を考えても上昇トレンドであると考えられます。
200日移動平均線も右肩上がりです。
フィボナッチの23.6%、38.2%が押し目となるケースも想定されます。
<1時間足チャート分析>
大きく上昇して中期のレジスタンスラインをつけてから反落し、ローソク足は平均足を下回っています。
この下落にともなって、平均足も陰転しました。
直近はローソク足と平均足が同じような水準にあり、方向感を一時的に喪失していると考えられます。
高値を切り下げ、安値を切り上げているため、上下どちらに走り出すかに注目です。
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テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
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本日(2024年2月6日)の主な米国経済指標
特になし
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OANDA Lab編集部
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