昨日（2024年3月27日）の米国主要3指数振り返り
- 終値：
US30（米国ウォールストリート株価指数30）：39824.4（+408.4）＜+1.04%＞
US100（米国100株価指数）：18311.1（+29.9）＜+0.16%＞
US500（米国500株価指数）：5261.0（+37.0）＜+0.71%＞
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
3月27日の米国株主要3指数は買い相場となりました。
特にUS30とUS500は大きく上昇しています。
この日は経済指標や要人発言といった材料に乏しい展開の中、長期金利が4.1％台に低下しました。
この流れで、当局から独占禁止法違反の疑いで提訴されて株安になっていたアップル / Apple Inc.に買いが集まりました。
インテル / Intel CorporationやIBM / International Business Machines Corporationなどのハイテク株も買われ、取引時間の終盤にUS30は大きく上昇しました。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターは、全てが上昇しています。
特に金利動向に敏感な公益事業と不動産が大きく上がりました。
個別で見ていくと、メルク / Merck & Co., Inc.は、食品医薬品局が同社の肺動脈性肺高血圧症（PAH）治療薬を承認したため5.0％上昇しました。
ボーイング / The Boeing Companyは2.4％上昇。
ウォルト・ディズニー / The Walt Disney Companyは、テーマパーク事業への介入を巡る訴訟が和解で合意して0.9％上昇しています。
一方で、加盟店への決済手数料引き下げを受け入れたビザ / Visa Inc.は0.6％下落。
セールスフォース / Salesforce, Inc.も1.5％下落しています。
明日29日は米株式市場は聖金曜日の祝日で休場ですが、個人消費支出（PCE）価格指数が発表されます。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日（2024年3月28日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2024年3月28日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
前日の日足は、最高値に迫る長い陽線が立ちました。
陽連中の平均足は、実体が段階的に長くなっており、下ヒゲも短くなってきているため、上昇の勢いが出始めていることを示唆しています。
200日移動平均線の角度やローソク足との位置関係も含め、大局は上昇トレンドと考えられます。
＜1時間足チャート分析＞
中期のサポートライン、レジスタンスラインに挟まれた価格帯での変動が続いていましたが、上昇トレンドが発生して上方向にブレイクを果たしました。
その後は陽連中の平均足に支えられるように上昇を続けています。
このまま上がっていく場合、長期のレジスタンスラインを試すかに注目です。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日（2024年3月28日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2024年3月28日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
前日は実体が短く、上にヒゲが伸びる陽線が立ち、陰連は3でストップしました。
平均足は陽連しているものの、実体が短く、下ヒゲが長いため、上昇の勢いがあまり強くないことを示しています。
このままローソク足＞平均足の位置関係をキープすれば、最高値を更新する可能性も考えられます。
＜1時間足チャート分析＞
長期のレジスタンスラインを形成して以降は、高値と安値をおおむね切り下げる下降トレンドに移行しています。
上下の振幅が大きく、ローソク足が平均足と何度も交差しているため、平均足の色も複数回転換しています。
上昇トレンドへ回帰し、長期のレジスタンスラインを試す展開も想定されます。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日（2024年3月28日）のチャートテクニカル分析
（チャートは2024年3月28日7時のもの）
左：日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線（期間200）」を表示
右：1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
＜日足チャート分析＞
3陰連中でしたが、前日の日足は陽線となり、最高値のすぐ手前まで上昇しました。
ローソク足より安い価格帯に陽連中の平均足と、200日移動平均線が位置しており、大局は上昇トレンドと考えられます。
このまま上昇の勢いを保てるなら、最高値を試すタイミングに注目です。
＜1時間足チャート分析＞
長期レジスタンスラインで高値をつけてからは、ローソク足と平均足が何度も交差しています。
平均足の色が転換する展開が続いていましたが、長期サポートラインを底として上昇を開始しました。
中期のレジスタンスラインを上に抜け、長期レジスタンスラインを試そうかという水準にまで上昇しています。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日（2024年3月28日）の主な米国経済指標
28日（木）21:30（米国）10-12月期四半期コアＰＣＥ・確定値（前期比年率）
28日（木）21:30（米国）10-12月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、確定値）（前期比年率）
28日（木）21:30（米国）10-12月期四半期ＧＤＰ個人消費・確定値（前期比年率）
28日（木）21:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
28日（木）21:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
28日（木）22:45（米国）3月シカゴ購買部協会景気指数
28日（木）23:00（米国）3月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
28日（木）23:00（米国）2月住宅販売保留指数（前年同月比）
28日（木）23:00（米国）2月住宅販売保留指数（前月比）
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OANDA Lab編集部
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