昨日(2024年7月31日)の米国主要3指数振り返り
- 終値:
US30(米国ウォールストリート株価指数30):40899.7(+299.3)<+0.74%>
US100(米国100株価指数):19461.2(+703.4)<+3.75%>
US500(米国500株価指数):5539.8(+113.8)<+2.10%>
※OANDAが提供するダウ工業株30種平均指数を参照にしたCFD「US30」の終値
※OANDA証券が提供するS&P500を参照にしたCFD「US500」の終値
※OANDAが提供するNASDAQ100指数を参照にしたCFD「US100」の終値
※終値はNY時間17時時点のMidです。
7月31日の米国株主要3指数は、それぞれが上昇しました。
特にUS100は前日比+3.75%もの大きな上昇となっています。
これには、金利の据え置きが決定されたFOMCで、パウエルFRB議長が9月利下げへの可能性を示した背景があります。
ただし、今後も続く大手企業の決算を見極めたいという思惑から、US30では終盤に利益確定の売りが入っています。
US500の参照先であるS&P500の主要な11セクターでは、情報技術や一般消費財など7セクターが上昇しました。
一方で、ヘルスケア、不動産、主要消費財は振るいませんでした。
個別で見ていくと、マイクロソフト / Microsoft Corporationは1%下落しました。
決算発表で、AI投資が収益化できるまで時間を要することが示された影響と思われます。
エヌビディア / NVIDIA Corporationは、長期金利の低下に加え、生成AI普及拡大による半導体需要の底堅さが評価され、12%超の大きな上昇を見せました。
同業のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ / Advanced Micro Devices, Inc.は、今年通期のAI向け半導体の売上高見通しに上方修正が入り、4.3%上昇しています。
メタ・プラットフォームズ / Meta Platforms, Inc.の四半期決算があり、売上高が前年同期比で22%増、純利益が73%増と、4~6月期の過去最高を更新しています。
【US30(米国ウォールストリート株価指数30)】本日(2024年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、一時的に最高値に迫る上昇を見せ、大きく上ヒゲを伸ばす陽線で引けました。
平均足は陽連中で、それより高い位置にローソク足が並んでいるため、大局は上昇トレンドと考えられます。
100日移動平均線も右肩上がりで、ローソク足より低い位置にあることが確認できます。
<1時間足チャート分析>
長期サポートラインを起点として始まった上昇トレンドですが、ローソク足が平均足を割り込み、平均足が陰転していた局面もありました。
しかし高値、安値をともに切り上げていくことで、平均足も陽転しています。
目先は中期レジスタンスラインを超えて大きく上昇するも、一気に反落してそのライン付近で引けました。
US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら
【US100(米国100株価指数)】本日(2024年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は、100日移動平均線上で大きく反発する大陽線が立ち、平均足とローソク足の乖離を一気に埋めました。
平均足は陰連中で、実体が長く、上ヒゲがほとんどないため、全体の流れは売り優勢であると考えられます。
このまま平均足に頭を押さえられて続落するかに注目が集まります。
<1時間足チャート分析>
しばらくローソク足と平均足が何度も交差するレンジ相場でしたが、レンジ下限を下抜けして安値を更新し、その位置に新たな長期サポートラインが形成されました。
しかしこのラインを底に上昇に転じ、ローソク足が平均足を上抜けすることで平均足は陽転しています。
この上昇で中期レジスタンスラインを上抜けして、ほぼ上がりきって取引を終えました。
US100(米国100株価指数)のリアルタイムレートはこちら
【US500(米国500株価指数)】本日(2024年8月1日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2024年8月1日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
前日の日足は大陽線で引けて、ローソク足の終値は平均足の実体部分まで上昇しました。
平均足は陰連中ですが、このままの勢いでローソク足が上に抜けるなら、いずれ平均足も陽転するケースが想定されます。
なお、100日移動平均線は右肩上がりでローソク足より低い位置にあります。
<1時間足チャート分析>
安値が長期サポートライン、高値が中期レジスタンスラインの範囲に収まるレンジ相場が続いていました。
最終的に長期サポートラインで反発して上昇に転じ、中期レジスタンスラインを突破してさらに上がり続けました。
この上昇で平均足は陽転しており、ローソク足をサポートするような位置関係に移行しました。
US500(米国500株価指数)のリアルタイムレートはこちら
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
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本日(2024年8月1日)の主な米国経済指標
1日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
1日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
1日(木)22:45(米国)7月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
1日(木)23:00(米国)7月ISM製造業景況指数
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OANDA Lab編集部
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