東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感がない

市場概況
 21日の東京外国為替市場でドル円は方向感がない。10時時点では134.14円とニューヨーク市場の終値(134.24円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。8時半に発表された3月の本邦消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除くコア指数が、市場予想通りの+3.1%となった。しかし、エネルギー価格の政府支援策が含まれない、生鮮食料品とエネルギーを除くコアコアCPIが1981年12月以来となる+3.8%まで上昇したことで、昨日安値134.01円や節目の134.00円を割り込み、133.96円まで弱含んだ。もっとも、値ごろ感や東京仲値にかけてはドル買いが優勢となったことで134.25円近辺まで買い戻された。仲値発表後はすぐに上値が抑えられ方向感がない。
 
 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0970ドルとニューヨーク市場の終値(1.0970ドル)とほぼ同水準だった。ユーロ円の売りに上値が抑えられ1.0962ドルまで下押しする場面もあったが、本日は欧州入り後に各国の購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表されることもあり値動きは限られた。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では147.15円とニューヨーク市場の終値(147.27円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて、ユーロ円も昨日安値を割り込み146.93円まで弱含んだ。東京仲値にかけては買い戻しも入ったが、ドル円同様に方向感がなくもみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.96円 – 134.29円
ユーロドル:1.0962ドル – 1.0972ドル
ユーロ円:146.93円- 147.32円
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