ロンドン為替見通し=PMIに注目も、強弱結果への反応予見しにくい

市場見通し
 ロンドンタイムは、ユーロ圏や域内各国の4月製造業・サービス部門PMI(購買担当者景気指数)速報値が発表となる。ユーロ圏や主要国ドイツのPMI予想は、製造業が前月より改善、サービス部門が鈍化との見方。インフレ高進の一因であるサービス部門の景況への結果に反応しやすい状況とも考えられるが、従来は製造業のPMIに反応しやすい傾向もあるため判断が難しい。

 強弱まちまちの結果となり、方向感が出にくいかもしれない。すでに景況判断の分岐点50を回復しているサービス部門の数字が鈍化しても、相応の調整が入っただけとの受け止めにとどまる可能性もある。予想比での強弱がそろった方向へ動きが出ることは考えられる。


想定レンジ上限
・ユーロドル:14日につけた年初来高値1.1076ドル。
・ポンドドル:同じく14日につけた年初来高値1.2546ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0842ドル。
・ポンドドル:月足一目均衡表・基準線1.2324ドル。
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