中国株サマリー(25日)

市場概況
5日続落で約3週ぶり安値、バッテリー関連が全面安

 25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続落。終値は前日比0.32%安の3264.87ポイントだった。深セン成分指数は1.48%安の11149.01ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1339億3400万元だった。

 上海総合指数はマイナス圏での推移が目立った。前日まで4日続落し、3月31日以来の安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きもみられたものの、勢いは続かなかった。世界景気の減速や米中関係の悪化などを警戒した売りが相場の重しとなったほか、今週は2023年1-3月期の米国内総生産(GDP)速報値などの発表が控えており、様子見ムードも強まった。指数は結局、3月30日以来、約3週ぶりの安値を付けてこの日の取引を終えた。セクター別では、バッテリーとバッテリー素材が全面安となったほか、観光・ホテルや電子部品も売られた。半面、銀行株が全面高。ゲームや貴金属も買われた。

 A株市場では、三安光電(600703)や寧波杉杉(600884)、杭州海康威視数字技術(002415)、歌爾(002241)などの下落が目立った。半面、曙光信息産業(603019)や中信銀行(601998)が買われたほか、ペトロチャイナ(601857)やシノペック(600028)も高かった。

 上海B株指数は0.29%安の291.40ポイント、深センB株指数は0.46%安の1155.83ポイント。
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