日経平均サマリー(28日午前)

市場概況
日経平均は続伸 カバーが急騰

 28日の日経平均は続伸。前引けは198円高の28656円。米国株の大幅高を受けて、寄り付きから200円を超える上昇。28700円台に乗せて始まった後は上値が重く、しばらくはじわじわと上げ幅を縮める流れが続いた。10時半に日経新聞電子版で、「日銀、長期緩和の検証実施へ 先行き指針も見直し検討」とのヘッドラインが流れると、これに反応して急速に値を消し、28500円を割り込んだ。ただ、記事の中身を見ると、今回の会合ではイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正が見送られるとの観測もあったことから、すぐに持ち直してその後は上げ幅を拡大。28600円台に乗せた後は値動きが落ち着いた。

 東証プライムの売買代金は概算で1兆6400億円。業種別では電気・ガス、パルプ・紙、保険などの動きが良く、下落は海運、化学、電気機器の3業種のみとなっている。上方修正を発表したカバーが急騰。反面、3営業日ぶりに取引時間中に値が付いた宇宙ベンチャーのアイスペースが、前引け時点で13%安と大きく売られている。


日経平均
 28656.19 +198.51
先物
 28660 +220
TOPIX
 2046.61 +14.10
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