中国株サマリー(28日)

市場概況
続伸、3300ポイント回復で約1週間ぶり高値 ゲーム株が全面高

 28日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.14%高の3323.27ポイントだった。深セン成分指数は1.08%高の11338.67ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1168億8700万元だった。

 上海総合指数はほぼ終日プラス圏で堅調に推移した。あすから始まる労働節(メーデー)の連休を前に上値が重くなる場面もあったが、前日の米株高が好感されたほか、ここ最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。中国共産党の中央政治局会議が開かれたことを受け、内容にも注目が集まった。指数は心理的節目の3300ポイントを回復し、終値は20日以来、約1週間ぶり高値を付けた。セクター別では、ゲームが全面高となったほか、通信サービスやインターネットサービス、ソフトウエア開発などが買われた。半面、風力発電設備や太陽光発電設備、医薬品販売などが売られた。

 A株市場では、三七互娯網絡科技集団(002555)や巨人網絡集団(002558)、万達電影(002739)などがストップ高を付けたほか、中国中鉄(601390)や中国鉄建(601186)の上昇も目立った。半面、隆基緑能科技(601012)や宝山鋼鉄(600019)、啓明星辰信息技術集団(002439)、華潤三九医薬(000999)などが売られた。

 上海B株指数は0.68%高の294.37ポイント、深センB株指数は0.58%高の1173.33ポイント。
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