東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下落一服 

市場概況
 4日の東京外国為替市場でドル円は下落が一服。10時時点では134.52円とニューヨーク市場の終値(134.71円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。134.60円付近で上値の重さを確認するとアジア勢の本格参入とともに再び売りが強まり、134.35円まで下値を広げた。もっともその後、時間外の米株先物の下げ幅縮小を眺めながら、134.50円台を回復した。

 ユーロドルはやや伸び悩み。10時時点では1.1076ドルとニューヨーク市場の終値(1.1062ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て米金利先安観が強まった一方、欧州金利に対しては先高観がくすぶったまま。そういったなか、一時1.1087ドルまでユーロ高ドル安が進んだ。しかしながら、昨日高値1.1091ドルや年初来高値1.1095ドルの手前では買いの勢いが弱まり、1.1070ドル台に押し戻された。
 なおポンドドルも上値を試し、1.2592ドルと年初来高値を更新した。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では149.00円とニューヨーク市場の終値(149.13円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。リスク回避の動きは一旦後退し、動意が徐々に鈍った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.35円 - 134.77円
ユーロドル:1.1057ドル - 1.1087ドル
ユーロ円:148.83円 - 149.25円
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