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国の新幹線計画に位置付けられながら進展のない東九州新幹線を巡り、宮崎県は27日、三つのルート案に関する費用便益比や時短効果の試算結果を明らかにした。整備区間が最も長い「日豊本線ルート」では約3兆8100億円を要するが、同日の県議会で河野俊嗣知事は「九州全体に大きなメリットがある」と強調、政府に早期実現を求めていくとした。
県がコンサルタント会社に委託した調査は、三つのルートをそれぞれ使い、博多―宮崎間を移動したと想定。北九州の小倉から大分を経由して宮崎に至る「日豊本線ルート」は費用が最もかかるが、1時間38分で結ぶと推測した。
九州の真ん中を横断して熊本・新八代―宮崎市をつなぐ「新八代ルート」の整備費は約1兆5千億円で、博多―宮崎間は1時間24分。既存の鹿児島中央駅から先に延伸して宮崎市と結ぶ「鹿児島中央先行ルート」は約1兆600億円。同区間を2時間12分で走行するという。
現在、九州新幹線の博多―鹿児島中央から在来線へ乗り継ぎ、宮崎に到着するまでは最短で3時間51分を要する。
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