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【ニューヨーク共同】米鉄鋼大手USスチールは24日、日本製鉄による買収に賛同するデービッド・ブリットCEOの退任を含めた米投資会社の株主提案に関し、不適格な取締役の選任を求めていると批判した。その上で株主に対し、会社側提案の取締役候補者に賛成票を投じるよう呼びかけた。
USスチールは同日、5月6日に開催予定の株主総会に関する株主への書簡を公開。投資会社はアンコラ・ホールディングスで、日鉄による買収に反対の立場だ。USスチールは1月、アンコラからブリット氏の退任と新たに取締役9人の指名を求める提案があったことを明らかにしている。
株主への書簡では「アンコラが資格のない候補者で固めて経営権を奪おうと委任状争奪戦を行っている」と指摘。「USスチール株主にとって最善の利益のために行動していない」と非難した。
アンコラと、同社が提案した取締役候補者の一部は、日鉄の買収に反対する米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスの「組織の一部であり、金銭的な恩恵も受けている」と説明。日鉄による買収計画の利点を改めて強調した。
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