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東京都が今年の夏、一般家庭向けの水道基本料金を無償化する方針を固めたことが20日、都関係者への取材で分かった。長引く物価高で苦しむ家計を助け、エアコン使用を促して熱中症予防につなげるのが狙い。6月の都議会定例会に関連経費約400億円を盛り込んだ補正予算案を提出するという。
都関係者によると都道府県単位で水道基本料金を免除するのは珍しい。期間は夏場の4カ月程度を想定している。都の水道基本料金は給水管の太さで異なり、一般家庭向けは主に1カ月当たり860円、1170円、1460円となっている。使用量に従って料金が上乗せされる仕組みで、従量料金は減免されない。都水道局が供給していない都内の一部地域も、都の負担で同様の措置を取るよう調整している。
東京都内は気候変動の影響により毎年のように猛暑となり、熱中症による救急搬送や死者が多くなっている。物価高が続く中、都は熱中症対策に効果的なエアコンの使用をためらうケースが増えることを懸念。水道光熱費の軽減策として無償化を検討していた。
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