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農林水産省は23日、2025年産の主食用米の生産量は昨年比40万トン増の719万トンとなる見込みだと発表した。調査を開始した04年産以降で、拡大幅は最大となる。作付面積は133万4千ヘクタールとなり過去5年で最大。コメの不足感に伴う価格高騰で生産意欲が高まった。
4月末時点の全国の作付け意向を農水省がまとめた。小泉進次郎農相は閣議後記者会見で、流通業者は秋以降の在庫に不安があり、販売を抑えていると指摘。25年産の生産量増加は「コメが市場に流通しやすくなるとの結果で勇気づけられる」と評価した。
人口減に伴い主食用米の生産量は減少傾向で推移しており、生産量の719万トンは20年産の722万6千トンに匹敵する。24年産実績の面積からは7・5万ヘクタール増える。
都道府県別では、前年実績よりも作付面積を拡大すると答えたのが秋田や新潟など34道県に上り、前年4月末時点(11道県)の約3倍に増えた。前年並みは兵庫や岡山など11都府県、減産は奈良、和歌山の2県だった。
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