ニュース
【北京共同】中国の李強首相は26日、北京市で開催中のアジアインフラ投資銀行(AIIB)年次総会で演説し、開業から間もなく10年を迎える同銀行は「国際協力の新たなモデルを築いた」と実績を強調した。来年1月には2代連続となる中国出身の新総裁が就任し、さらなる発展を図る。
中国が主導するAIIBは2016年1月に開業。当初57で発足した加盟国・地域数は110まで増えた。米国と日本以外の主要国はほとんど参加しており、日本が多く出資するアジア開発銀行(ADB)の69を大きく上回る。承認済みの融資プロジェクトは322件、計約610億ドル(約8兆8千億円)となった。
今後は融資ペースを加速し、30年までに追加で750億ドルを積み上げる計画だ。単年の融資額は30年に現状のほぼ倍の170億ドルに引き上げる。特に気候変動に対応したプロジェクトへの支援に重点を置く方針だ。関係者によると、事業拡大の一環で新たな海外拠点も複数開設する。
26日まで3日間の今年の総会では、次期総裁として中国の元財政次官の鄒加怡氏を選出した。
共同通信社提供

Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。