パナ、米電池工場で開所式

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 パナソニックホールディングス(HD)傘下で電池事業を手がけるパナソニックエナジーは14日、米中西部カンザス州で電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池工場の開所式を開いた。米国ではネバダ州に続く2番目の拠点。量産を本格化させるが、主要顧客の米EV大手テスラの販売落ち込みを背景に、フル稼働時期は2026年度末から先送りする。

 カンザス工場は22年11月に着工し、敷地面積は約120万平方メートル。工場の従業員は最大4千人で、関連企業を含めると約8千人の雇用を見込む。省人化で、ネバダ工場と比べて生産性を2割向上させた。

 パナソニックエナジーは、日本と北米を軸に車載事業の拡大を進めている。ただトランプ米政権はEV普及に消極的な姿勢で、先行き不透明感は根強い。パナソニックHDは「政策動向、市況を見極め、柔軟に対応する」としている。

 只信一生社長はカンザス工場について「米国製電池の生産拡大に向けた重要な節目だ」とのコメントを出した。


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