ニュース
日産自動車の上場子会社である日産車体が、湘南工場(神奈川県平塚市)の売却を検討していることが21日分かった。日産からの車両生産の委託が2026年度末で打ち切られるため。大手不動産会社などに売却を打診したもようだ。従業員の一部は日産車体九州(福岡県苅田町)の工場に移す方向とみられるが、異動が困難な従業員の処遇が焦点となる。複数の関係者が明らかにした。
湘南工場の面積は、東京ドーム5個程度に相当する24万8千平方メートル。25年3月末時点の従業員は約1300人で、半数程度は臨時雇用者だ。工場には本社が隣接しており、売却対象が全体か一部かどうかは不明。
日産車体は取材に対し「何も決まったことはない」とコメントした。7月には他企業から生産を請け負うことを模索し、工場を存続させる方針を示していた。
湘南工場は商用車「AD」と「NV200バネット」を生産するものの、販売不振が続く。調査会社マークラインズによると、24年の稼働率は4割未満に低迷していた。
共同通信社提供

Provided by
共同通信社
東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。