共同通信ニュース
日銀が15日発表した4月の国内企業物価指数(2020年平均=100、速報)は前年同月比4・9%上昇の132・8だった。伸び率は3月の2・9%から大幅に上がり、23年5月以来、約3年ぶりの高水準となった。中東情勢の悪化による原油高や石油に由来するナフサの供給懸念から、石油製品や化学製品が大きく伸びた。
企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示し、家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標とされる。日銀の担当者は、原油高が「幅広い製品に波及しつつある」と述べ、今後影響が広がっていくとの見通しを示した。
ナフサや軽油などを含む「石油・石炭製品」は5・3%、ナフサを原料とするエチレンなどの「化学製品」は9・2%それぞれ上昇した。
「非鉄金属」は37・9%伸びた。データセンター向けに銅線などの需要が増えたことで上昇基調にあったが、中東にあるアルミニウムの生産拠点が攻撃を受けたり、銅の生産過程で必要な硫酸の供給懸念が高まったりしていることが加わり、大幅に上昇した。
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