共同通信ニュース
【パリ共同】世界の中央銀行が保有する外貨準備に占める金の割合が2025年末時点で27%となり、米国債の22%を上回って首位となったことが2日、欧州中央銀行(ECB)が公表した報告書で分かった。トランプ米政権への懸念を背景に安全資産とされる金の需要が高まり、価格が上昇したことが影響した。
外貨準備に占める金の割合は24年末から7ポイント上昇した一方、米国債は3ポイント低下した。その他の米ドル建て資産は2ポイント低下の20%で、米ドル建て資産全体では42%となり金を上回る。ユーロ建て資産は15%で横ばいだった。
中銀による金の購入量は25年に約850トンとなり、年間で1千トン超だった22~24年と比べると鈍化した。価格高騰などが背景にある。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻の前よりは大幅に高い水準を維持している。
ECBのラガルド総裁は「地政学的緊張が中銀による金への強い需要を後押ししている」との認識を示した。
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