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最低賃金1500円を先送り

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 政府は、最低賃金の全国平均時給を1500円に引き上げる目標の達成時期について、事実上先送りする方向で調整に入った。石破政権が昨年「2020年代」と設定していた。近く策定する「日本成長戦略」で、20年代の達成に向けて努力を続けるとしつつ「遅くとも30年代前半のできる限り早期」といった趣旨を追記する案が浮上している。関係者が25日明らかにした。

 現行の全国平均(時給)は1121円。昨年度の改定は、石破政権の意向も影響し、過去最大の66円(6・3%)引き上げで決着。29年度に1500円とするには毎年7%超の引き上げが必要で、日本商工会議所などは「経営実態と乖離している」と見直しを求めていた。労働者や野党からは達成時期の後退と批判が出かねず、政府内でさらに調整を続ける。

 本年度の改定に向けた国の審議会は26日から始まる。目標見直しの有無が議論に影響するのは確実だ。

 1500円への到達目標は、岸田政権が「30年代半ばまで」とし、石破政権は昨年6月に「20年代に1500円の達成」と大幅に前倒しした。


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