ビールやハイボールを1杯100~200円ほどで提供する居酒屋が広がっている。物価高で集客が難しくなり、安く酔いたい需要を取り込む狙いがある。来年4月に予定される飲食料品の消費税減税で家飲み需要が高まるのは避けられず、缶商品よりも手頃な価格で対抗する。
串カツ田中は10日から、全国300以上の店で「無限ハイボール(トリスハイボール)」を110円で提供。これまで期間限定の販売だったが、定番メニューにした。運営会社ユニシアホールディングスの貫啓二会長兼社長は「利益が出せれば長く続けられる」と強調。家族連れの来店を増やしたい考えだ。
近年200近くまで出店を拡大した居酒屋「新時代」は100円台の酒が目玉。「鶏ヤロー」が運営する「居酒屋それゆけ!鶏ヤロー!」はレモンサワーが55円、ハイボールが109円だ。
飲食業界に詳しい外食ビジネスアナリストの三輪大輔氏は「低価格の酒類は集客策で一般化してきた。居酒屋は客単価2千円前後が(来店動機の)ボーダーになっている」と指摘する。
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