長期金利の上昇が続き、2026年度の国債利払い費の想定金利3・0%を超えることが増えている。金利が一段と上がれば財政余力を狭める恐れがあり、高市政権の看板政策「責任ある積極財政」の実現にも暗雲が漂う。
28日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債の終値利回りは3・085%だった。利回りは1日、約30年ぶりに3%台に達していた。
政府の利払い費の想定金利は、実勢金利に1・1%を上乗せしている。日銀のマイナス金利政策で実勢金利が0%前後で推移した2017~23年度は1・1%だった。日銀の段階的な利上げに伴い、24年度は1・9%、25年度は2・0%に上げてきた。
26年度はこの10年で初めて、長期金利が上半期に想定金利を上回る事態となった。政府は利払い費のうち未使用分を補正予算の財源に充ててきたが、こうした余裕が失われつつある。
27年度予算は今年8月末時点で想定金利を3・8%に設定。利払い費は26年度当初比で27・2%増の16兆5888億円と過去最大となる。
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