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株式明日の戦略-売り一巡後は値を戻す、あすは仕切り直しの買いが入るか

市場概況

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 29日の日経平均は続落。終値は396円安の65481円。米国株が弱かった上に権利落ちの影響で多くの銘柄が下落したことから、300円超下げて始まった。そこからはしばらく下押し圧力の強い地合いが続いた。前場では65000円割れは回避したが、後場に入ると一時65000円を割り込み、下げ幅を4桁に広げた。一方、1100円超下げて64600円台に入ったところで売りが一巡すると、終盤にかけては大きく値を戻す展開。終値では65000円を大きく上回り、大引けが後場の高値となった。

 東証プライムの売買代金は概算で7兆3200億円。業種別ではプラスは電気機器の1業種のみで、サービスや小売などの下げが限定的となった。一方、石油・石炭、証券・商品先物、鉄鋼などの下げが大きかった。1Qが大幅な営業増益となったTAKARA & COMPANY<7921.T>が後場急伸。半面、上期の純利益見通しを引き下げたメイテックグループホールディングス<9744.T>が大幅に下落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり170/値下がり1318。多くの銘柄が下落する中でAI関連の一角には買いが入っており、SCREENやディスコなど半導体株が大幅上昇。村田製作所や太陽誘電など電子部品株が逆行高となった。ファーストリテイリングや良品計画など権利落ちの影響がない小売株が堅調。直近上場株が人気化しており、レイヤードやSkyfallがストップ高となった。

 一方、配当利回りの高い銘柄が権利落ちの影響で大きく水準を切り下げており、野村HDやいちよし証券など証券株が軒並み大幅安。日本製鉄やJFEHDなど鉄鋼株も大幅安となる銘柄が多かった。9月末を基準日に巨額の特別配当を実施することを発表していたネクソンが14.4%安。米国で傘下のアームが急落したことを嫌気して、ソフトバンクグループが3%を超える下落となった。

 日経平均は続落。ただ、きょうの下げは仕方ない。大きく下げた銘柄は配当や優待に手厚い銘柄が多く、あす以降は見直されるものが多くなると思われる。指数は場中の大半はさえない動きであったが、安値引けとなったきのうとは違って、きょうは終盤に大きく値を戻した。終値(65481円)では25日線(65267円、29日時点、以下同じ)を上回っており、テクニカルの節目も意識された。本日の米国株が落ち着いた動きとなれば、あすは仕切り直しの買いが入りやすくなるだろう。早期に5日線(65651円)上を回復できるかに注目したい。

(小針)


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