東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

市場概況
 30日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では156.96円と15時時点(156.96円)とほぼ同水準だった。東京13時頃からの弱さが継続され、時間外の米10年債利回り低下も重しに16時過ぎには156.54円まで下値を広げた。
 もっとも、本日156.60円に位置している日足一目均衡表・転換線を割り込んだところで下落は一服。23日安値156.53円も目先の支持水準として意識され、ユーロ円などの戻しとともに157.10円付近まで切り返した。

 南アフリカ・ランドは軟調。対ドルでは18.50ランド前後から18.68ランド半ば、対円でも8.39円までランド安が進行した。昨日行われた南ア総選挙の開票が進むなか、ラマポーザ大統領率いる与党・アフリカ民族会議(ANC)の劣勢が伝わった。政局混乱への懸念からランド売り圧力が強まったもよう。

 ユーロ円は持ち直す。17時時点では169.65円と15時時点(169.36円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下値を試したタイミングで、169.07円まで下げ足を速めた。もっとも欧州株が下げ渋ると為替でも過度なリスク回避ムードが後退し、169.79円付近までユーロ買い円売り戻しとなった。

 ユーロドルは底堅い。17時時点では1.0808ドルと15時時点(1.0790ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の切り返しに歩調を合わせ、米金利の低下も支えに1.0811ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.54円 - 157.67円
ユーロドル:1.0788ドル - 1.0811ドル
ユーロ円:169.07円 - 170.35円


(小針)


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