中国株サマリー(18日)

市場概況
 反発、買戻しが支え 自動車株などに買い

 18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.48%高の3030.25ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の9318.47ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7370億3300万元だった。

 上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合った後、上げ幅を拡大すると、その後はプラス圏で堅調に推移した。前日までに発表された主要経済指標を受け、中国景気の先行き懸念が相場の重しとなったものの、前日の米株高が好感されたほか、指数は前日に終値で4月16日以来、約2カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がった。セクター別では、自動車と自動車サービスがほぼ全面高となったほか、コンピューター、ソフトウエア開発なども買われた。半面、酒造や電子化学品、バイオ製品などが売られた。

 A株市場では、2024年3−6月に契約した7件の受注額が計436億2000万元だったと発表した中国中車(601766)が大幅高となったほか、紫光(000938)や東阿阿膠(000423)の上昇も目立った。半面、瀘州老窖(000568)や貴州茅台酒(600519)が売られたほか、万科企業(000002)や保利発展控股集団(600048)なども安かった。

 上海B株指数は0.78%高の235.06ポイント、深センB株指数は0.39%高の1123.46ポイント。


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