NY株式サマリー(8日)=ダウ683ドル高と大幅反発 S&P500は2022年11月以来の大幅高

市場概況
◆ダウ平均:39446.49 +683.04 +1.76%
◆S&P500:5319.31 +119.81 +2.30%
◆NASDAQ:16660.02 +464.21 +2.87%

 8日のNY株式相場は大幅反発。新規失業保険申請件数が予想を下回る強い結果となり景気後退(リセッション)懸念が和らいだ。これに加え、円が対ドルで下落したことで、足もとでの株安の要因とされた「円キャリートレード」の巻き戻しへの警戒感が和らいだことも株価を押し上げた。

 ダウ平均は上昇してスタートすると、終盤に744ドル高まで上昇し、683.04ドル高(+1.76%)で終了。S&P500は2.30%高と2022年11月以来の大幅高となり、ハイテク株主体のナスダック総合も2.87%高で終了。主要3指数がそろって大幅反発した。ダウ平均は月曜日に1033.99ドル安(-2.60%)と急落したが、週初来では290.77ドル安(-0.73%)まで下落幅を縮小し、S&P500とナスダック総合も週初来でそれぞれ0.51%安、0.69%安となった。
 
 業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。ITが3.31%高と上昇率トップとなり、コミュニケーション、資本財、ヘルスケア、一般消費財、エネルギーも2%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の27.85ポイントから23.79ポイントに低下した

 寄り前に発表された週間新規失業保険申請件数は23.3万件と前週発表分の25万件から減少し、市場予想の24万件も下回る強い結果となったことでリセッション懸念が和らいだ。為替市場ではドル円が前日NY終値の146.68円から147.23円に上昇したことで、「円キャリートレード」の巻き戻しへの警戒感が和らいだ。半導体株はエヌビディアが6.13%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が5.95%高、インテルが7.90%高となりフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6.86%高と大幅反発。メガキャップはメタが4.24%高となり、アルファベット、アマゾン、アップル、マイクロソフトも1%超上昇した。


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