香港株サマリー(20日)

市場概況
6日続伸、米株高を好感 無錫薬明康徳新薬開発が急上昇

 20日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続伸。終値は前日比1.36%高の18258.57ポイントだった。中国企業指数は1.21%高の6381.50ポイント。メインボードの売買代金は概算で1768億HKドル。

 ハンセン指数は序盤に上げ幅を拡大。前日に米株式相場が続伸した流れを引き継ぎ、幅広いセクターで買いが膨らんだ。米連邦準備理事会(FRB)が18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げを決め、香港市場でも投資家がリスクオン姿勢を強めた。中盤以降は上値が伸び悩んだものの、終値ベースで7月12日以来およそ2カ月半ぶりの高値を付けた。

 ハンセン指数構成銘柄では、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)と無錫薬明康徳新薬開発(02359/603259)が終盤に急伸した。香港コングロマリットの新世界発展(00017)、民営自動車メーカーの吉利汽車(00175)、ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)は大幅に続伸。前日大引け後に最大50億HKドル規模の自社株買い計画を発表した石薬集団(01093)も買われた。半面、香港公益株の長江インフラ(01038)、電能実業(00006)、ホンコン・チャイナガス(00003)がそろって下げた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.43%高の3703.84ポイントと8営業日続伸。新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)、画像認識システムのセンスタイム(00020)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)が大幅高だった。一方、前日高かった快手科技(01024)が逆行安。


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