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中国株サマリー(21日)

市場概況
 続伸、3900ポイント回復 政策期待の買いが支え

 21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.36%高の3916.33ポイントだった。深セン成分指数は2.06%高の13077.32ポイントと続伸した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆8738億9400万元だった。

 上海総合指数は小幅高で寄り付き、次第に上げ幅を広げる展開。終値ベースで心理的節目の3900ポイントを3営業日ぶりに回復して引けた。中国共産党の重要イベントである第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)が開催中とあって、政策に期待する買いが幅広い銘柄に広がった。中国人民銀行(中央銀行)が年内に追加の金融緩和に踏み切るとの観測も投資家心理を支えたもよう。セクター別では採掘が全面高。天然ガスハイドレートや人工ダイヤ、シェールガス関連が買いを集めた。建機、電子部品、造船、不動産開発も大幅に上昇した。一方、石炭とガスが逆行安。

 A株市場では台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)が高い。送配電用機器の思源電気(002028)、電子機器受託製造の立訊精密工業(002475)、電子部品の歌爾(002241)、自動車部品の寧波均勝電子(600699)、建設の上海隧道工程(600820)はそろって大幅に続伸。生保大手の中国人寿保険(601628)、通信機器の中興通訊(000063)、レーザー加工機器の大族激光科技産業集団(002008)も買われた。一方、発電大手の国投電力控股(600886)、空運の中国国際航空(601111)、石炭大手の中国神華能源(601088)、ビール大手の北京燕京ビール(000729)が下落した。

 上海B株指数は0.57%高の261.40ポイントと4営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.94%高の1354.14ポイントと続伸した。

(小針)


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